こんにちは♪『ローカログ』目黒エリア担当・ライターのあきこです。みなさん、目黒区に住んでいて「なんでこんなに坂が多いんだろう?」って思ったことありませんか?わたしも娘と一緒に自転車で移動する時、「あー、また坂道!」なんて思いながら、この坂の多さには何か理由があるはずと気になっていたんです。
実は目黒区の地層を調べてみると、この坂の多さの秘密がスッキリ見えてくるんですよ。毎日歩いている街の地面の下には、とっても興味深い地層の世界が広がっているんです。
目黒区の地層の基本構造とは?
目黒区は武蔵野台地の東南部に位置していて、ほぼ全域が台地上にあるんです。「台地」って聞くと、なんだか高くて平らな土地をイメージしませんか?確かにその通りで、目黒区の台地面は比較的海抜高度が高く、起伏の少ない平坦面になっているんですよ。
でもここがポイント!この台地には目黒川とその他の小河川や水路などによって刻み込まれた谷地が樹枝状に分布しているんです。つまり、平らな台地を川が削って谷を作ったことで、あの特徴的な起伏の多い地形が生まれたということなんですね。
関東ローム層が地盤を支えている
台地の地層で特に重要なのが関東ローム層と呼ばれる火山灰土なんです。この関東ローム層は上部のローム土(赤土)と下部の凝灰質粘土に大別されていて、自然堆積したローム土は安定しており比較的大きな強度が期待できるため、表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合が多いんですよ。
台地部分の地質構造を見てみると、黒土(表土)の下に赤土(関東ローム層)が広く分布しているのが特徴的です。この赤土、みなさんも工事現場などで見たことがあるんじゃないでしょうか?
目黒区内の地形を詳しく見てみよう
高い台地と低い台地の違い
目黒区の台地は「高い台地」と「低い台地」に分けることができるんです。高い台地は区の西南部にある「荏原台」と呼ばれる台地の一部と、東北部の「淀橋台」と呼ばれる台地の一部に当たり、その海抜高度は30~45mもあるんですよ。
そして、この二つの台地の間には海抜25~32mの台地があって、これを特に「目黒台」と呼んでいるんです。目黒区という名前の由来にもなっているこの目黒台、なんだか愛着が湧いてきませんか?
谷底低地の特徴
台地部が小さい河川などによって削られて形成された低地が谷底低地で、台地部の間に樹枝状に分布しているんです。ここには台地を形成していた土砂が再堆積した土や有機質土(腐植土)などが分布していて、非常に軟弱な地盤になっているのが特徴です。
目黒川や呑川の谷底平野には赤土がなくて、人工的な盛土の下に固まっていない砂礫や泥があるんです。これは沖積層と呼ばれるもので、川の上流から運び出されたものなんですよ。
目黒区の地層が住環境に与える影響
台地面での住宅建設
台地面は比較的安定した地盤で、関東ローム層の特性により住宅地盤として良好な場合が多いんです。ただし、表土部分には注意が必要で、適切な地盤調査を行うことが大切ですね。
台地と低地の境界部分では、後背地から浸透してくる雨水や地下水の影響で地盤が軟弱化したり、雨洗によって台地側から運ばれて再堆積した軟弱土が分布することがあります。また、人為的に造成されているため、場所によって盛土の厚さが異なり、地盤のバランスが悪くなっていることもあるんです。
土砂災害への注意点
高低差がある急傾斜地のある土地では土砂災害への懸念があり、実際に目黒区でも25カ所が土砂災害警戒区域、そのうち18カ所が土砂災害特別警戒区域に指定されています。土砂災害ハザードマップを見ると、危険地域の多くは目黒川沿い、特に左岸側に多く存在しているんです。
身近な場所で見つける地層の痕跡
坂道に隠された地層の秘密
目黒区の特徴的な坂道の多さは、まさに地層の構造が作り出したものなんです。目黒川周辺を歩いてみると、代官山方面からも祐天寺方面からも坂を下ることから分かるように、川沿いは地域の中では一番低い場所になっていて、周囲に比べて低い土地となっているんです。
目黒川に迫る両側の台地を見てみると、東渋谷丘陵側は高く(40m~32m位で南東に傾斜)、荏原台地側には目黒川に沿って一段低い台地(最高で27m~25m以下)があるんですよ。
都立大学駅や自由が丘駅周辺の地形
こうした周辺に比べて低い土地は目黒川周辺だけでなく、都立大学駅や自由が丘駅周辺など、かつて川が流れていたエリアを中心に区内のあちこちに存在しているんです。普段何気なく歩いている駅周辺にも、地層が作り出した地形の特徴が隠れているなんて、なんだかワクワクしませんか?
地層から見る目黒区の防災対策
地盤の安定性について
目黒区は武蔵野台地という昔から安定した高台の上に位置しているため、台地というのは長い時間をかけて形成された安定した地盤で、地震の揺れに対してもある程度の安定性を持っています。
ただし、谷底低地では長期的な沈下(圧密沈下)を防止するような基礎補強策が必要となることが多く、台地と低地の境界部分では不同沈下を防止するような基礎補強策が必要となることもあるんです。
地域ごとの特性を知ることの大切さ
同じ目黒区内でも、台地部分と谷底部分では地層の特性が大きく異なります。住宅を建てる際や日常生活を送る上で、自分の住んでいる場所の地層特性を知っておくことは、とても大切なことなんですね。
- 台地部分:関東ローム層による安定した地盤
- 谷底低地:軟弱な地盤で注意が必要
- 台地と低地の境:地盤のバランスに注意
目黒区の地層を楽しく学ぶ方法
散歩しながら地形観察
目黒区内を散歩する時、ちょっと意識して地形を観察してみてください。坂道を歩く時に「ここは台地から谷に下る部分かな?」なんて考えながら歩くと、いつもの散歩道が地層探険コースに変身しちゃいます♪
特に目黒川周辺は、両岸の高低差がはっきりと分かるので、地層の構造を実感しやすいスポットですよ。桜の季節には花見を楽しみながら、地形観察もできて一石二鳥ですね!
子どもと一緒に学ぶ地層
わたしも娘と一緒に目黒区内を歩く時、「この坂道はどうしてできたんだろうね?」なんて話しながら歩いています。子どもって意外と地形に興味を持ってくれるんですよ。工事現場で見える赤土を指して「あれが関東ローム層だよ」なんて説明すると、「へー!」って目を輝かせてくれます。
まとめ:目黒区の地層が教えてくれること
目黒区の地層について調べてみると、わたしたちが日々感じている「坂の多さ」や「起伏の豊かさ」には、しっかりとした地質学的な理由があることが分かりました。武蔵野台地という安定した基盤の上に、河川が長い時間をかけて刻んだ谷が、今の目黒区の特徴的な地形を作り出しているんですね。
関東ローム層という安定した地盤に支えられながら、同時に谷底低地では注意が必要な場所もある。この多様な地層構造を理解することで、より安全で快適な住環境を考えることができるんじゃないでしょうか。
毎日歩いている街の地面の下に、こんなに興味深い世界が広がっているなんて、まさに「毎日が発見」ですよね!みなさんも目黒区内を歩く時は、ぜひ足元の地層のことを思い出してみてくださいね。
「好奇心は人生を豊かにする最高の調味料である」- マリー・キュリー
地層という身近だけど奥深い世界に触れることで、いつもの街歩きがもっと楽しくなりそうですね。わたしもこれからは娘と一緒に、もっと目黒区の地形探険を楽しんでいこうと思います♪


















