こんにちは!「ローカログ」世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。今日は肌寒い日が続いていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?ボクは先日、世田谷区の教育施設について調べる機会があり、特に注目したのが「不登校特例校」についてです。実は2023年8月に文部科学省が名称を「学びの多様化学校」に変更したんですよ。今回はそんな世田谷区の不登校特例校について詳しくご紹介します!
世田谷区の「学びの多様化学校(不登校特例校)分教室ねいろ」とは
世田谷区では令和4年(2022年)4月に、区立世田谷中学校の分教室として「学びの多様化学校(不登校特例校)分教室ねいろ」を開設しました。この施設は、区内の不登校の生徒を対象に、一人一人のチャレンジ意欲を支援し、個性や能力を伸ばし、社会の一員として自立できる力を育むことを目的としています。
実は文部科学省は令和5年(2023年)8月31日に、それまで使用していた「不登校特例校」という名称を「学びの多様化学校」に変更しました。これを受けて世田谷区教育委員会では、令和5年12月1日から「不登校特例校」の表記を「学びの多様化学校(不登校特例校)」に変更しています。ボクとしては、この名称変更は子どもたちの多様な学び方を認める社会の変化を感じられて、とても良い動きだと思います!
「ねいろ」の入室対象となる生徒
「ねいろ」に入室できるのは、次の条件を満たす生徒さんです。
- 世田谷区に在住している生徒
- 不登校(連続または継続して30日以上欠席している生徒)または不登校の傾向がみられる生徒
- 世田谷区不登校特例校分教室入退室検討委員会が入室することを認めた生徒
在籍校には行けないけれど学習の意欲が強い生徒が対象で、事前に見学・体験の経過を経て入退室検討委員会が認めた生徒が入室できるシステムになっています。子どもたち一人ひとりの状況に合わせた丁寧な対応がなされている点がとても素晴らしいですね!
「ねいろ」の学級目標と特徴
「ねいろ」では、社会適応のために以下の3つを目標としています。
- 基礎学力、基礎体力な学力の向上および体力の充実
- 社会性の育成
- 基本的な生活習慣の確立
「ねいろ」の特徴として、生徒の自主性やチャレンジ意欲を大事にした指導を行っていることが挙げられます。実技教科は近隣の弦巻中学校で受講し、他の学びは旧教育センターの2階に設けられた教室で行われています。
ある方が「ねいろ」を訪問した際の感想では、休み時間に子どもたちが生き生きとした表情で思い思いに過ごしており、落ち着いて学べる場所になっていることを感じたそうです。これって本当に素敵なことですよね!子どもたちが安心して自分らしく過ごせる場所があるって、とても大切なことだと思います。
子どもたちが生き生きとした表情で思い思いに過ごしていて、落ち着いて学べる場所になっていることを感じました。(30代/女性/教育関係者)
「ねいろ」の課題
一方で、「ねいろ」にも課題があります。入室してから登校できなくなるケースもあり、寄り添った支援への人員配置が課題となっているようです。また、「ねいろ」はあくまで分教室のため、通常の学校にある施設が全て整っているわけではないという点も挙げられます。
世田谷区の不登校支援の取り組み
世田谷区では「ねいろ」以外にも不登校支援のための施設があります。例えば、教育支援センター「ほっとスクール」は区内に3ヶ所あり、個別学習や活動体験の場となっています。「ほっとスクール」も見学・体験後に正式入室が決まるシステムですが、「ねいろ」よりも自由な居場所としての意味合いが強い事業となっています。
「ほっとスクール」では子どもたちの自主性を重んじており、その結果としてイラストなどの作品や活動の成果物が掲示してあるなど、一人一人に寄り添った活動が実践されているそうです。教科学習への取り組みは緩やかな印象だったとの声もあります。
世田谷区は2018年より「世田谷区不登校対策アクションプラン」を策定して不登校支援に取り組んでいます。不登校支援担当の配置、不登校保護者の集いの実施などの対応も行われており、施策がしっかりとした方針に沿って進められている点は評価できますね!
旧北沢小学校を活用した新たな「学びの多様化学校」の設置計画
世田谷区では、増加する不登校児童・生徒のニーズに対応した教育機会を確保するために、新たに「学びの多様化学校」を開設する計画があります。旧北沢小学校の後活用として、令和8年(2026年)4月に開校予定で整備するという方針です。
旧北沢小学校に整備されることになると、全ての機能を持った学びの多様化学校が整備されることになります。これは「ねいろ」があくまで分教室であるのに対し、より充実した施設となる見込みです。
また、旧北沢小学校の後活用としては、「学びの多様化学校」の整備だけでなく、以下の機能も整備される予定です。
- 「きたっこ」(令和6年12月中移転再開予定):子ども達の居場所、遊び場
- 災害時の避難所機能(継続的に機能の確保)
- 校庭・体育館の区民利用(令和6年9月以降に開始):地域活動団体や地域スポーツ団体による活用
- 地域コミュニティの場(調整が済み次第開始):町会等で利用できるスペース
- ほっとスクール(令和7年度中に開設)
このように、旧北沢小学校は地域の拠点として多機能な施設になる予定です。ボクとしては、子どもたちの居場所が増えることはもちろん、地域コミュニティの活性化にもつながる素晴らしい取り組みだと思います!
世田谷区の不登校支援の今後
世田谷区では、令和4年で1500人を超える児童生徒の方が不登校といわれており、その数は更に増加していることが推測されています。そのため、不登校支援の充実は喫緊の課題となっています。
教育委員会からは「学びの多様化学校を永続させる必要はないと考えていて、学びの多様化学校の知見を区立学校に活かしていく」という考えも示されています。つまり、将来的には「学びの多様化学校」での実践を一般の学校にも広げていくことで、すべての学校が多様な学び方に対応できるようにしていくという方向性が見えてきます。
ボクは、この考え方にとても共感します。最終的には「特別な学校」ではなく、すべての学校が多様な子どもたちを受け入れられる場所になることが理想ですよね。でも、そこに至るまでの過程として「学びの多様化学校」のような場所が必要なのも事実です。一歩一歩、子どもたちにとって居心地の良い学びの場が広がっていくことを願っています。
皆さんも、お子さんや周りのお子さんで不登校でお悩みの方がいらっしゃったら、世田谷区のこうした取り組みを知っておくと良いかもしれませんね。一人で抱え込まず、様々な選択肢があることを知っておくことが大切です。
最後に本日の名言をご紹介します。
「教育とは、学校で学んだすべてを忘れてしまった後に残るものである」 – アルバート・アインシュタイン
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんにとって、明日も素敵な一日になりますように。思い立ったが吉日、新しいことにチャレンジする勇気を持ちましょう!


















