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雲南市のお祭り一覧|斐伊川の桜から掛合一式飾りまで年間行事

こんにちは、『ローカログ』島根県担当ライターのゆうせんです。みなさん、雲南市のお祭りに足を運んだことはありますか?わたしは松江市に住んでいますが、雲南市方面に出かけるたびに、地元の方々が大切に守り継いできた伝統行事の奥深さに心を打たれます。今回は雲南市のお祭り一覧として、春夏秋冬を彩るイベントや神事をじんわりご紹介していきますね。

目次

春のお祭り|桜まつりと田植え神事

雲南市の春といえば、なんといっても「雲南市桜まつり」が外せません。斐伊川堤防桜並木は「日本さくら名所100選」に選ばれており、約2キロにわたって約800本の桜が咲き誇るトンネルは中国地方随一の絶景です。例年3月下旬から4月上旬にかけて開催され、JR木次駅周辺では「雲南食堂」と題したグルメ屋台や、オープントップバスでのお花見ツアーなども楽しめます。

夜にはぼんぼりが灯り、ライトアップされた夜桜もまた格別。雲南市では「桜守(さくらもり)」という専門職を置いて、樹齢80年を超える老木の保護や若木の育成に取り組んでいるそうです。地域ぐるみで桜を守る姿勢、すてきだなと思いませんか?

春殖地区の稲荷神社では3月19日に「田植の神事」が行われます。拝殿の畳の上で鍬を使った田打ちの所作を繰り返し、黒松の葉を稲苗に見立てて撒くという古式ゆかしい神事です。氏子の方々はこの松葉を持ち帰り、水口に撒いて豊作を祈願するのだとか。のんびりとした山里に受け継がれる春の風景です。

夏のお祭り|七夕・花火・えびす祭り

夏になると雲南市各地でお祭りが目白押しになります。まずは7月の「きすき夏まつり」。斐伊川堤防と木次町商店街を会場に、約3,000発の花火が夜空を彩ります。河川敷には500本もの福ローソクが灯され、幻想的な光景が広がるんですよ。

大東町では8月6日に「大東七夕祭り」が開催されます。子どもたちが浴衣や法被、赤い腰巻き姿で短冊と提灯をつけた笹竹を手に、「七夕サンヲオクーワ」と歌いながら町内を練り歩く様子は町指定の無形文化財にもなっています。自治会ごとに神輿が出て、大提灯とともに夏の夜を盛り上げます。

8月中旬には八重滝や龍頭が滝といった涼やかな景勝地でもお祭りが行われます。八重滝祭りは8月14日、龍頭が滝祭りは8月15日。避暑を兼ねてお出かけするにはぴったりですね。

掛合恵比須祭と一式飾り

雲南市の夏祭りを締めくくるのが、8月20日の「掛合恵比須祭」です。このお祭りの見どころは何といっても「掛合一式飾り」。茶碗や急須、鍋など同じ種類の道具だけを使って人形や動物などを作り上げる伝統工芸で、昔話や時事ネタをテーマにした作品が上町・中町・下町の三町内で飾られます。

神への奉納物として位置づけられるこの一式飾りは、島根県内では出雲市の「平田一式飾り」などと並ぶ貴重な習俗。掛合太鼓や地元神楽の奉納もあり、夕涼みしながらじっくり見物するのがおすすめです。

秋のお祭り|神幸祭と荒神祭り

秋は実りへの感謝と来年の豊作を祈る神事が各地で行われます。木次町では10月2日に「末次神社の祭り」があり、3基の神輿が木次駅前を出発。20歳や42歳の厄年の男性が担ぎ手となり、しゃぎり囃子とともに町内を巡行します。

斐伊神社では10月21日に「神幸祭」が執り行われます。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇を退治した伝説にちなみ、大蛇の頭が埋められたという「八本杉」の御旅所まで神輿が渡御。悪魔斬りの神事が行われ、その後には餅まきもあるそうです。

10月下旬から11月にかけては「かみくの桃源郷」や「八重滝」の紅葉も見頃を迎えます。お祭りとあわせて秋の雲南路をめぐるのも楽しいですよ。

荒神祭りと藁蛇の神事

雲南市には各地区に荒神さんを祀る風習が残っています。加茂町の「網打ち(紙屋荒神)」は11月20日に行われ、講員が頭屋に集まって「おろちづくり」を行います。藁で龍(大蛇)を作り、完成すると地区内の神木に巻きつけて奉納するのです。

三刀屋町大谷でも11月14日に荒神祭があり、藁で作った大蛇を神木にかけます。素戔嗚命の八岐大蛇退治に由来するとされ、出雲神話のふるさとらしい神事ですね。

冬のお祭り|神楽フェスと左義長

冬の雲南市で最大のイベントといえば「雲南神楽フェスティバル」。2026年は1月25日に木次経済文化会館チェリヴァホールで開催予定です。今回は斐伊川サミットの「出雲の國 伝統芸能交流大会」との共催で、出雲市・奥出雲町・飯南町からも伝統芸能団体が参加します。

前売券は1,000円、高校生以下は無料。朝10時20分から夕方16時15分まで、じっくり出雲神楽の世界に浸れます。普段はなかなか見る機会のない社中の演目もあるので、神楽好きの方はぜひチェックしてみてください。

とんどさん(左義長)

1月には各地区で「とんどさん」と呼ばれる左義長が行われます。正月飾りや書き初めを持ち寄って大きな火を焚き、歳徳神を天へ送る行事です。加茂町では吉方から伐り出した大竹を神木として立て、宮司が火打ち石で点火。さぎり笛と鼓の囃子に包まれながら、豊作を祈ります。

三刀屋町寺谷のとんどさんは1月14日。頭屋に19戸の戸主が集まり、神官による祈念の後に祝宴、そしてとんど場への行列という流れ。残り火で焼いた餅を食べると無病息災になるといわれています。冬の夜空に燃え上がる炎、一度見たら忘れられません。

珍しい伝統神事|見逃せない地域の祭礼

雲南市には、全国的にも珍しい神事がいくつも残っています。年によって開催されるものもあるので、気になる方はぜひ覚えておいてくださいね。

  • 阿用村「花傘・船屋台神事」(4月24日・5年ごと):船屋台同士を激しくぶつけ合い、花傘をからませて振り合う勇壮な祭り
  • 海潮村「大かがり火の神事」(10月19日):清龍神社で薪丸太を井桁状に積み上げ大火を焚き、家内安全を祈願
  • 佐世村「頭神事式」(11月3日):松明のかがり火のもと、川で潔斎した力士が12番の相撲を奉納
  • 飯石村「壽福寺の堂餅さん」(2月1日):大きな餅を観音堂に釣り上げ、若者たちが「堂餅落とし」で福を競う
  • 田井村「餅さし」(2月17日頃):善福寺で餅さし大会が開かれる旧正月の行事

定期公演で楽しむ雲南の神楽

お祭りのタイミングに合わなくても、雲南市では神楽を楽しむ機会があります。大東町の「雲南市古代鉄歌謡館」では、毎月第2土曜日に「雲南出雲神楽の夕べ」が開催されています(1・2・6月は休演)。時間は19時から20時30分ごろまで。月ごとに異なる社中が出演し、厳かな演舞を間近で見られます。

出雲地方に古くから伝わる神楽は、神話の世界を今に伝える貴重な芸能。観光で訪れた方も、地元の方も、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

雲南市のお祭り|年間カレンダー

時期お祭り・行事場所
1月とんどさん(左義長)市内各地区
1月下旬雲南神楽フェスティバルチェリヴァホール
2月1日壽福寺の堂餅さん三刀屋町 寿福寺
3月下旬〜4月上旬雲南市桜まつり斐伊川堤防桜並木ほか
4月15日峯寺 柴燈大護摩供養三刀屋町 峯寺
7月中旬きすき夏まつり木次町 斐伊川堤防
7月23日加茂二十三夜祭加茂町 焼火神社
8月6日大東七夕祭り大東町
8月14日八重滝祭り掛合町 八重滝
8月15日龍頭が滝祭り掛合町 龍頭が滝
8月20日掛合恵比須祭・一式飾り掛合町
10月各地区の秋祭り・神幸祭市内各神社
10月下旬〜11月かみくの桃源郷・八重滝紅葉掛合町・吉田町
毎月第2土曜雲南出雲神楽の夕べ大東町 古代鉄歌謡館

まとめにかえて

雲南市のお祭り一覧、いかがでしたか?春の桜まつりから冬の神楽フェスティバルまで、一年を通じてさまざまな行事が息づいています。大きなイベントだけでなく、地区ごとに受け継がれてきた神事や習俗がこんなにも豊かに残っているのは、雲南市ならではの魅力ですね。

わたしも子どもたちを連れて、来年はもっといろんなお祭りに出かけてみたいなと思っています。みなさんも気になる行事があれば、ぜひ足を運んでみてください。地域の方々の温かさに触れる、すてきな時間が待っていますよ 😊

「旅とは、帰る場所を見つけることだ」― T.S.エリオット

お祭りを訪ねる旅は、その土地の「帰る場所」のような温かさに出会える機会かもしれません。雲南市で過ごすひとときが、みなさんの心にじんわり残りますように。『ローカログ』島根県担当ライターのゆうせんでした。またお会いしましょうね。

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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