こんにちは、『ローカログ』長野県担当ライターのさとはです。みなさん、長野県の伊那市ってどんなイメージがありますか?東に南アルプス、西に中央アルプスを望む、自然豊かなこの町には、実は一年を通じて魅力的なお祭りがたくさんあるんです。
今回は伊那市のお祭り一覧をぎゅっとまとめてお届けします。春の桜、夏の花火、秋の燈籠、そして冬の伝統行事まで、季節ごとに訪れたくなるお祭りがずらり。旅行の計画にも、地元の暮らしを感じるきっかけにもなれば嬉しいです ♪
春のお祭り|桜と自然の息吹を感じる季節
高遠さくら祭り(4月)
伊那市の春といえば、やっぱり高遠城址公園の桜は外せません。「天下第一の桜」と称されるその美しさは、全国から約20万人もの観光客が訪れるほど。園内には約1,500本ものタカトオコヒガンザクラが植えられています。
この品種はソメイヨシノよりも小ぶりで、赤みの強い花が特徴なんです。遠くから眺めると、城址全体がふわっとピンク色に染まって見える光景は圧巻のひとこと。夜にはライトアップも行われ、昼とはまた違った幻想的な雰囲気が楽しめますよ。
例年4月上旬から中旬が見頃となりますが、開花状況は年によって変動するので、お出かけ前にチェックしておくと安心です。駐車場は混雑するため、シャトルバスの利用がおすすめ ♪
入笠山開山祭(5月)
5月になると、標高1,955メートルの入笠山で開山祭が行われます。山頂からは八ヶ岳や富士山まで見渡せる絶景スポット。登山シーズンの幕開けを祝う神事が執り行われ、安全祈願とともに新緑の山を楽しむ登山者でにぎわいます。
中尾歌舞伎定期公演(4月下旬)
伊那市長谷地区に伝わる「中尾歌舞伎」は、江戸時代から続く農村歌舞伎として知られています。地域の方々が役者を務め、伝統的な演目を披露する姿は感動的。普段はなかなか触れる機会のない伝統芸能を間近で体験できる貴重な機会です。
夏のお祭り|花火と踊りで盛り上がる季節
伊那まつり(8月上旬)
伊那市の夏を代表するお祭りといえば「伊那まつり」。JR伊那駅前を中心に、パレードや市民おどりが繰り広げられます。地元に古くから伝わる伊那節に合わせて、老若男女が一緒に踊る光景はなんともほのぼのとした雰囲気。
2日目の目玉は、長野県南部でも最大級といわれる花火大会です。天竜川の河川敷から打ち上げられる約4,500発もの花火が夜空を彩り、歓声が響き渡ります。伊那名物のローメンを味わえる屋台も並ぶので、グルメも一緒に楽しめますよ ◎
バラまつり(5月下旬~6月)
高遠町にある「しんわの丘ローズガーデン」では、春と秋にバラまつりが開催されます。約270種、約3,000本のバラが咲き誇る景色は、まるで異国のよう。中央アルプスを背景にバラを眺めるぜいたくな時間が過ごせます。
南アルプス北部開山祭・長衛祭(6月中旬)
南アルプスの玄関口として知られる伊那市では、毎年6月に開山祭が行われます。山岳信仰の歴史を感じながら、登山シーズンの安全を祈願する伝統ある行事です。
秋のお祭り|燈籠と紅葉に心癒される季節
高遠燈籠祭(9月下旬)
秋分の日前後に開催される「高遠燈籠祭」は、伊那市の秋を告げる風物詩。稲穂に見立てたほおずき提灯が商店街に飾られ、夕暮れとともに点灯されると、なんとも言えない幻想的な雰囲気に包まれます。
本祭りでは、子ども神輿の巡行や地元小学生による「高遠ばやし」の練り歩きが見どころ。お祭り広場にはローカルグルメの屋台も並び、町全体がにぎやかなお祭りムードに。着物レンタルのサービスもあるので、和装で宵祭りを楽しむのも素敵です。
建福寺 秋の石仏ライトアップ(9月下旬)
高遠燈籠祭と同時期に行われるのが、建福寺での石仏ライトアップ。名工・守屋貞治が手がけた「西国三十三所観世音菩薩」などの石仏が、夜の闘闘に照らし出されます。普段は木枠に囲まれている石仏も、この日だけは外されて繊細な彫刻がくっきりと浮かび上がるんです。
高遠城下まつり(9月上旬)
高遠の城下町を舞台に開催されるお祭り。地元の方々が中心となって企画するイベントやステージが楽しめます。歴史ある町並みを散策しながら、秋の始まりを感じられる一日です。
千両千両 井月さんまつり(9月上旬)
伊那市にゆかりのある放浪の俳人・井上井月を偲ぶお祭り。俳句大会なども同時開催され、文学好きの方にはたまらないイベントです。
高遠城址もみじ祭り(11月上旬)
春の桜で有名な高遠城址公園ですが、実は秋の紅葉も見事なんです。約250本のカエデが色づき、城址全体が燃えるような赤に染まります。お茶会なども開かれ、しっとりと趣のある秋の伊那市を満喫できます。
信州伊那新そばまつり(10月下旬)
伊那市は信州そば発祥の地ともいわれる場所。新そばの季節に合わせて、みはらしファームでそばまつりが開催されます。打ちたてのそばを味わえる絶好のチャンスです ♪
冬のお祭り|伝統行事で新年を迎える季節
だるま市(2月)
毎年2月11日に高遠町で開催される「だるま市」は、江戸時代から続く伝統行事。商店街に並ぶだるまを買い求める人々でにぎわい、一年の無病息災を願います。
羽広の獅子舞(1月)
西箕輪地区の仲仙寺で行われる新年の伝統行事。獅子舞が家々を回り、厄除けと五穀豊穣を祈願します。地域に根付いた素朴な行事に、心がぽかぽかと温かくなります。
伊那市の珍しい伝統行事
やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭として知られる「やきもち踊り」。飲み、踊り、走るという独特の要素が組み合わさったユニークなお祭りで、見るだけでも楽しい伊那市ならではの伝統行事です。
さんよりこより(天伯社の七夕祭)
七夕の時期に行われる伝統神事。独特の掛け声とともに行われる行事は、地域の方々によって大切に守り継がれています。
諏訪形の御柱祭と騎馬行列(7年に1度)
諏訪市の御柱祭と同じ年に行われる、西春近諏訪形の御柱祭。山から切り出した大木を神社まで運ぶ「里曳き」と、時代衣装を身にまとった騎馬行列が見どころ。騎馬行列は伊那市の無形文化財にも指定されている貴重な伝統行事です。
伊那市のお祭りを楽しむためのポイント
伊那市のお祭り一覧を見てきましたが、訪れる際に知っておきたいポイントをまとめておきますね。
- 高遠さくら祭りや伊那まつりは混雑するため、早めの到着がおすすめ
- シャトルバスが運行されるお祭りでは積極的に活用を
- 秋の燈籠祭は着物レンタルもあるので、和装体験も楽しめる
- 開催日程は年によって変動するため、事前に公式情報を確認
- 地元グルメのローメンやそばもぜひ味わって
伊那市は東京から車で約2時間半、電車でもアクセスしやすい立地にあります。四季折々のお祭りを目的に訪れれば、アルプスに囲まれた美しい自然と、人々の温かさに触れられるはず。
本日の名言
「祭りとは、日常を離れて非日常を楽しむことで、また日常に戻る力をもらうもの」
どんな小さなお祭りにも、そこに暮らす人々の想いが詰まっています。伊那市のお祭り一覧を眺めながら、次はどの季節に訪れようかな、なんて想像するだけでもわくわくしませんか?みなさんの旅のヒントになれば嬉しいです。それでは、また次の記事でお会いしましょう ♪


















