こんにちは、『ローカログ』大分県担当ライターのみよこです♪ みなさん、大分県日田市のお祭りってどのくらいご存じですか? 実はわたし、日田市出身なんです。水郷と呼ばれる美しい川のまちで育ったからこそ、地元のお祭りへの思い入れはひとしお。今回は日田市のお祭り一覧として、春夏秋冬それぞれの季節を彩る伝統行事をたっぷりご紹介しますね。
日田市といえば、江戸時代に幕府直轄の「天領」として栄えた歴史あるまち。豪商たちが築いた文化や伝統が今も息づいていて、年間を通じてさまざまなお祭りが開催されています。地元民だからこそ知っている見どころや、お祭りの楽しみ方もこっそりお伝えしちゃいますね。
春の風物詩「天領日田おひなまつり」
毎年2月中旬から3月末にかけて開催される「天領日田おひなまつり」は、日田の春を告げる華やかなイベントです。豆田町や隈町の旧家に眠っていた、京や大阪で買い求められた絢爛豪華なひな人形たちが一斉にお目見えします。
江戸時代、掛屋を中心とする豪商たちが活躍した天領日田。その財力を物語るかのような贅を尽くしたひな人形やひな道具の数々は、見る人の心をぎゅっとつかみます。白壁の町並みを歩きながら、あちこちの資料館や旧家でおひな様探しをするのが、このお祭りの醍醐味なんですよ。
おひなまつりの見どころポイント
2025年は2月15日から3月31日まで開催予定です。豆田地区と隈地区を中心に、複数の会場でひな人形が展示されます。昔ながらの町並みに漂う風情を感じながら、ゆったりとお散歩気分で巡るのがおすすめ。
春のぽかぽか陽気の中、着物姿でまち歩きを楽しむ方も多いんです。わたしも学生時代、母と一緒に歩いた思い出があります。お雛様を眺めながら、日田の歴史に思いを馳せるひとときは格別ですよ。
梅の香りに包まれる「大山梅まつり」
同じく春の訪れを告げるのが「日田おおやま梅まつり」です。毎年2月中旬から3月中旬にかけて、大山町のおおくぼ台梅園やふるや台梅園で開催されます。
約1万本もの梅の木が咲き誇る景色は、まるでピンクの雲海のよう。「梅の桃源郷」とも称されるその光景は、一度見たら忘れられません。梅の甘い香りに包まれながら、春の訪れをじんわり感じることができます。
初夏の大イベント「日田川開き観光祭」
日田市最大のお祭りといえば、5月に開催される「日田川開き観光祭」です。毎年5月20日過ぎの土日に、三隈川周辺で盛大に行われます。2025年は第78回を迎え、5月24日・25日に開催されました。
このお祭りの目玉は、なんといっても2日間で約1万発が打ち上げられる花火大会! 三隈川の水面に映る花火は本当に美しくて、毎年県内外から多くの人が訪れます。わたしも子どもの頃から、この花火を見るのが夏の始まりの合図でした。
川開き観光祭の楽しみ方
花火だけでなく、日田駅南広場や中央公園、パトリア日田など市内各所でさまざまなイベントが開催されます。屋台グルメを楽しんだり、ステージイベントを観覧したり、一日中遊べるのが魅力です。
三隈川沿いは絶好のビューポイント。早めに場所取りをして、のんびり花火を待つのがおすすめですよ。夜風に吹かれながら見上げる大輪の花火は、日田の夏の風物詩です。
ユネスコ無形文化遺産「日田祇園祭」
約300年の伝統を誇る「日田祇園祭」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された日田の夏を代表するお祭りです。疫病や風水害を払い、安泰を祈念するこの祭りは、毎年7月20日過ぎの土日に開催されます。
見どころは、なんといっても絢爛豪華な山鉾(やまぼこ)の巡行です。祇園囃子の音色とともに、隈・竹田地区や豆田地区の町並みを練り歩く姿は圧巻! 昼間の勇壮な姿とは打って変わって、夜には提灯を飾り付けた「晩山」が幻想的な雰囲気を醸し出します。
山鉾集団顔見世も必見
日田祇園祭の一週間前には、「日田祇園山鉾集団顔見世」が行われます。2025年は7月20日にJR日田駅前で開催予定。各町の山鉾が一堂に会する姿は壮観で、本祭りの前哨戦として多くの人で賑わいます。
また、祭りの前夜には三隈川で白木の御輿を洗い清める「流れ引き」という神事も行われます。地元の人々が代々受け継いできた伝統行事の奥深さを感じる瞬間です。
2025年の日田祇園祭日程
2025年の日田祇園祭は7月26日(土)・27日(日)に開催されます。山鉾の運行は各町によって異なりますが、昼も夜も見どころ満載。ぜひ両日とも足を運んでみてくださいね。
伝統工芸に触れる「小鹿田焼民陶祭」
秋のお祭りとして外せないのが「小鹿田焼民陶祭」です。日田市源栄町皿山の小鹿田焼の里で、毎年10月に開催されます。2025年は10月11日(土)・12日(日)の開催予定。
小鹿田焼は、江戸時代から約300年続く伝統的な陶器。9軒の窯元が庭先でさまざまな焼き物の展示即売を行うこのお祭りは、陶芸ファンにはたまらないイベントです。唐臼が響く里山の風景の中で、お気に入りの器を探すのは至福のひとときですよ。
秋を彩る「日田天領まつり・千年あかり」
11月上旬に開催される「日田天領まつり・千年あかり」は、日田の秋を締めくくる一大イベントです。江戸時代の天領としての賑わいを再現するお祭りで、2025年は第46回を迎えます。
豆田地区を中心に、時代衣装をまとった人々による「西国筋郡代着任行列」が練り歩きます。時代考証に基づいた衣装やメイクを施した約30名の行列は、まるでタイムスリップしたかのような光景。2025年は11月9日に開催予定です。
幻想的な「千年あかり」
天領まつりと同時開催される「千年あかり」は、2005年から始まった比較的新しいイベントです。市の名産である杉やヒノキを竹の浸食から守る活動の一環として、地元有志によってスタートしました。
花月川河川敷や豆田・丸山地区に並べられた無数の竹灯籠が、夜のまちをやさしく照らす光景は息をのむ美しさです。2025年は11月7日(金)から9日(日)の3日間、16時30分頃から21時頃まで点灯されます。
天領まつりの多彩なイベント
お祭り期間中は、さまざまな催しが目白押しです。主なイベントをご紹介しますね。
- 天領屋台・天領マルシェ・咸宜園マルシェ:地元の味覚やキッチンカーが大集合
- 時代衣装でまち歩き:江戸時代の衣装を着て記念撮影ができる
- 日田ランタン展示:高さ4メートル超の「日田どん」をはじめとするランタンのライトアップ
- 先哲スタンプラリー:各エリアを巡ってスタンプを集める体験型イベント
- 足湯でお出迎え:豆田まちづくり歴史交流館広場で無料の足湯を楽しめる
2025年は9万人もの来場者で賑わったそうです。地元劇団による突然の寸劇披露など、サプライズも楽しめるアットホームなお祭りですよ。
そのほかの日田市のお祭り・行事
日田市には、まだまだたくさんのお祭りや伝統行事があります。季節ごとの主な行事をまとめてみました。
- 4月15日:老松様の的ほがし祭
- 7月15日:老松様の餅搗(もちつき)祭
- 9月第3日曜:高塚愛宕地蔵尊 秋季大祭
- 9月21日~25日:大原八幡宮 仲秋祭(放生会)
高塚愛宕地蔵尊は諸願成就にご利益があるとされ、秋季大祭では御神酒や紅白餅の接待、神楽の奉納、福引抽選会なども行われます。神仏混淆の形式をそのまま残す珍しいお地蔵さんなんですよ。
夏の風物詩「三隈川の鵜飼」
お祭りとは少し違いますが、夏の日田を語るうえで外せないのが「三隈川の鵜飼」です。かがり火に照らされながら鵜匠が鵜を操る姿は、日本の夏の原風景そのもの。屋形船に乗って間近で見学することもできます。
水郷日田ならではの風情ある光景は、一度は体験してほしいもの。川面を渡る涼しい風を感じながら、幻想的な鵜飼の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?
日田市のお祭りを楽しむためのアドバイス
日田市出身のわたしから、お祭りを楽しむためのちょっとしたアドバイスをお伝えしますね。
まず、大きなお祭りの日は駐車場が混雑します。公共交通機関を利用するか、早めに到着して駐車場を確保するのがおすすめ。日田祇園祭や川開き観光祭のときは、臨時駐車場やシャトルバスが運行されることもあるので、事前にチェックしておくと安心です。
また、豆田町は石畳の道が多いので、歩きやすい靴で訪れてくださいね。特に千年あかりの時期は夜の散策になるので、足元にはご注意を。ただ、その分ロマンチックな雰囲気は格別ですよ♪
日田市お祭りカレンダー
最後に、日田市の主なお祭りを時系列でまとめておきますね。お出かけの参考にしてください。
| 時期 | お祭り名 | 場所 |
|---|---|---|
| 2月中旬~3月中旬 | 日田おおやま梅まつり | 大山町おおくぼ台梅園ほか |
| 2月中旬~3月末 | 天領日田おひなまつり | 豆田町・隈町ほか |
| 5月20日過ぎの土日 | 日田川開き観光祭 | 三隈川周辺・市内一円 |
| 7月20日過ぎの土日 | 日田祇園祭 | 豆田地区・隈竹田地区 |
| 10月中旬 | 小鹿田焼民陶祭 | 源栄町皿山 |
| 11月上旬 | 日田天領まつり・千年あかり | 豆田地区・花月川河川敷 |
日田市のお祭り一覧、いかがでしたか? 四季折々の美しい自然と、江戸時代から受け継がれてきた伝統文化が融合した日田のお祭りは、どれも心に残るものばかりです。わたしも帰省するたびに、故郷のお祭りの温かさを再確認しています。
みなさんも、ぜひ日田市のお祭りに足を運んでみてくださいね。きっと、水郷日田の魅力にほっこりすること間違いなしです😊
本日の名言
「祭りとは、日常の中の非日常。その一瞬の輝きが、人々の心をつなぐ」
― 民俗学者・宮本常一
お祭りって、日常から少しだけ離れて、みんなで同じ時間を共有する特別なひとときですよね。日田市のお祭りが、みなさんの心に小さな灯りをともすきっかけになれば嬉しいです。今日も素敵な一日をお過ごしくださいね♪

















