こんにちは!『ローカログ』高知県担当ライターのあらたけです。みなさん、四万十市といえば何を思い浮かべますか?「日本最後の清流」四万十川はもちろんですが、実は一年を通してワクワクするお祭りやイベントが盛りだくさんなんです。わたしは四万十市出身なので、子どもの頃から地元のお祭りに親しんできました。今回は、四万十市のお祭り一覧として、季節ごとの見どころを余すところなくご紹介しますね!
春のお祭り|菜の花と公家行列で華やかに
四万十市の春は、黄色い菜の花が川沿いを彩る「入田ヤナギ林 菜の花まつり」から始まります。四万十川のほとりに広がる菜の花畑は、まさに圧巻のひと言。暖かな日差しの中でのんびり散策できるのが魅力です。
そして5月には、土佐一條公家行列「藤祭り」が開催されます。これは京都の葵祭に倣った格式あるお祭りで、室町時代の衣装をまとった約200名もの参加者が市内を練り歩くんです。色とりどりの装束に身を包んだ行列は、まるで時代絵巻のよう。小京都と呼ばれる中村ならではの雅な光景に、思わずため息が出ますよ。
また、初夏には「安並水車の里」で紫陽花が見頃を迎えます。青や紫、薄紅色の紫陽花と水車が回る田園風景は、じんわりと心に沁みる癒しのスポットです。
夏のお祭り|しまんと市民祭で熱くなる!
四万十市の夏といえば、やっぱり「しまんと市民祭」。このお祭りは複数のイベントで構成されていて、夏の到来を盛大に告げてくれます。
なかむら踊り・提灯台パレード
市民参加型のこのパレードは、地元の人たちの熱気がダイレクトに伝わってきます。特に注目なのが、明かりを灯して市街地を練り歩く提灯台のパフォーマンス。参加団体ごとに趣向を凝らしていて、勇壮で迫力満点です!
全日本女郎ぐも相撲大会
このユニークな大会、実は約550年以上の歴史があるんです。応仁の乱を逃れて中村に下ってきた一條教房公に仕えた侍女たちの遊びが起源とされています。現在は一條神社境内で子どもたちが夏の思い出として楽しんでいます。全国でも四万十市と鹿児島県の加治木町にしか残っていない貴重な伝統行事なんですよ。
しまんと納涼花火大会
しまんと市民祭のフィナーレを飾るのが納涼花火大会。赤鉄橋たもとの四万十川河川敷で開催され、約6,000発の花火が夜空を彩ります。音楽と花火が共演する演出は本当に素晴らしく、川面に映る色鮮やかな花火はまさに優美のひと言。屋台も並ぶので、お祭り気分も満喫できますよ♪
大文字の送り火
間崎地区に伝わる盆行事で、夏の終わりを告げる風物詩です。旧暦7月16日に、地元では「大文字山」と呼ばれる十代地山の中腹で、大の字形にタイ松を焚きます。幻想的な炎が夜空に浮かび上がる様子は、心にしみる光景です。
西土佐地域の伝統行事も見逃せない!
四万十市は中村地域だけでなく、西土佐地域にも魅力的なお祭りがたくさんあります。
権谷の水まつり(念仏踊り)
8月15日に行われるこの祭りは、精霊送りの祖霊信仰が色濃く残る行事です。念仏太鼓や鐘を鳴らしながらお供えをし、松明を川の中央で燃やしながら川で身を清めます。ほかではなかなか見られない神秘的な光景ですよ。
岩間舟遊参(いわまふなゆさん)
7月第4日曜日に開催される岩間天満宮の夏祭りでは、神輿を舟に乗せて四万十川を渡ります。2艘の川舟に載せられた神輿が岩間沈下橋をくぐって下っていく様子は、四万十川ならではの風情たっぷり。清流と祭りが一体となった、感動的な光景です。
秋のお祭り|伝統行事と収穫の喜び
秋は四万十市が最も賑わう季節かもしれません。歴史ある神事から地域のお祭りまで、盛りだくさんです!
不破八幡宮大祭
約550年前、一條公が中村に開府した際に創建された不破八幡宮。本殿は重要文化財に指定されている由緒正しい神社です。この大祭で有名なのが「神様の結婚式」。男神と女神の御輿による「輿合わせ」の儀式は、当時の略奪結婚を戒めるために始まったとされ、全国的にも珍しい神事として知られています。
橘の神輿渡し
10月29日に行われるこの行事では、神輿を川舟に乗せて約400メートル先の対岸まで渡ります。白岩神社と八坂神社の神様を一緒に神輿に乗せ、川を越えていく姿は荘厳そのもの。対岸の急斜面を登って神社へお返しする様子も見どころです。
半家天満宮秋祭り
11月8日に開催されるこの祭りでは、牛鬼や神輿が半家沈下橋を渡ります。牛鬼は魔よけの役割を果たし、先頭で道を清めてから神輿が続くという伝統的な形式。境内では花取り踊りや五ツ鹿踊りも披露され、伊予地方との文化交流を感じさせます。
一條大祭
毎年11月22日から24日にかけて開催される、四万十市を代表する秋の大祭です。「土佐の小京都中村」の礎を築いた土佐一條氏の遺徳をしのぶために、文久2年(1862年)から続いています。御神火提灯行列、稚児行列、神楽など様々な行事が盛大に行われ、市内は数万人の人出で大いに賑わいます!
金刀比羅宮代参・五ツ鹿踊り
4月第1日曜日と11月27日に開催されるこの行事では、周辺集落からの代参と共に五ツ鹿踊りが披露されます。この踊りは、伊達秀宗公について仙台から宇和島にやってきた鹿の子の踊りが伝承されたもの。歴史のロマンを感じる貴重な伝統芸能です。
スポーツイベントも見逃せない!
お祭りとはちょっと違いますが、10月には「四万十川ウルトラマラソン」が開催されます。100kmと60kmの部があり、全国各地や海外から約2,000人のランナーが参加する大イベント。清流沿いを駆け抜けるランナーたちの姿には、見ている側も勇気と感動をもらえます。
また、9月には「よさこい四万十」も開催され、59チーム・約3,200人の踊り子が演舞を披露します。本場のよさこい祭りとはまた違った雰囲気で楽しめますよ。
四万十市のお祭りを楽しむポイント
四万十市のお祭りを存分に楽しむためのポイントをまとめてみました。
- 夏の花火大会は早めに場所取りするのがおすすめ
- 一條大祭の時期は宿泊施設が混み合うので早めの予約を
- 西土佐地域のお祭りは交通手段を事前に確認
- 沈下橋を渡る祭りは天候に左右されやすいので要チェック
- 地元の人に声をかけると、穴場スポットを教えてもらえることも
四万十市のお祭りは、どれも地域の人々の想いが詰まった温かいものばかり。観光客として訪れても、地元の方々が優しく迎えてくれますよ😊
まとめ|四万十市で一年中お祭りを楽しもう
いかがでしたか?四万十市のお祭り一覧をご紹介しましたが、これでもまだ一部なんです。四万十川という素晴らしい自然に恵まれたこの地域には、川と共に生きてきた人々の歴史と文化が息づいています。ぜひ季節を変えて何度でも足を運んでみてくださいね。
わたしも息子を連れて、今年は一條大祭に行こうと計画中です。みなさんも気になるお祭りがあったら、ぜひ四万十市へ遊びに来てください!
「笑顔は人の心を開く鍵である」(ジョセフ・マーフィー)
お祭りで出会う笑顔は、きっとみなさんの心にも温かい灯をともしてくれるはず。四万十の清流と、地域の人々の笑顔に会いに、ぜひお越しくださいね!『ローカログ』あらたけでした◎


















