こんにちは、『ローカログ』小樽エリア担当・ライターのたくみちです。わたしの娘も高校生になり、進路選びの大変さを実感している今日この頃。みなさんの中にも、お子さんの高校選びで悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、小樽市にある北海道小樽水産高等学校についてご紹介します。海や魚、船に興味があるお子さんにとって、普通科では得られない貴重な体験ができる学校なんですよ😊
北海道小樽水産高等学校ってどんな学校?
北海道小樽水産高等学校は、明治38年(1905年)に「北海道庁立水産学校」として創立された、実に120年以上の歴史を持つ伝統校です。小樽市若竹町に校舎を構え、JR小樽築港駅からアクセスできる立地にあります。
「海、船、魚」を軸とした水産・海洋教育が最大の特徴。普通の高校では体験できない実習やフィールドワークが豊富に用意されており、将来水産業や海運業、食品業界で活躍したいと考えている生徒にとって最適な環境が整っています。
学校の雰囲気について、在校生からは「先生も熱心な人が多く、専門教科について深く勉強したい人にはおすすめ」という声も。ほっと安心できる環境で学べるのも魅力ですね。
気になる偏差値と入試の倍率
まずは多くの方が気になる偏差値についてお伝えします。北海道小樽水産高等学校の偏差値は、全学科ともに43となっています。北海道内では中位の難易度に位置する学校です。
入試倍率は学科によって異なりますが、2025年度(令和7年度)の一般入試では以下のような状況でした。
| 学科名 | 募集人員 | 推薦倍率 | 一般倍率 |
|---|---|---|---|
| 海洋漁業科 | 40名 | 1.00倍 | 0.83倍 |
| 水産食品科 | 40名 | 1.00倍 | 0.85倍 |
| 栽培漁業科 | 40名 | 1.00倍 | 0.54倍 |
| 情報通信科 | 40名 | 1.00倍 | 0.20倍 |
各学科とも募集定員は40名で、そのうち約50%程度が推薦枠となっています。倍率が1倍を下回っている学科もあるため、しっかり準備すれば合格のチャンスは十分にあります。入試では国語・数学・理科・社会・英語の学力検査と集団面接、個人調査書をもとに選考が行われます。
4つの専門学科で専門知識を深く学べる
北海道小樽水産高等学校には、それぞれ特色ある4つの学科が設置されています。どの学科も実践的な学びを大切にしており、卒業後の進路に直結するスキルを身につけられます。
海洋漁業科
漁業や船舶の運航、潜水技術、海洋資源の利用方法などを学ぶ学科です。3年次には1級・2級小型船舶操縦士の実技教習も行われており、卒業までに四級・五級海技士(航海)の筆記試験に挑戦できます。将来、船舶のプロフェッショナルを目指す生徒にぴったりの学科ですね。
水産食品科
水産物を中心とした食品の製造・管理・流通について学びます。缶詰やねり製品などの製造実習はもちろん、食品化学実験や校外での販売実習も行われます。HACCP基本技能検定や食品技能検定、販売士検定など、食品業界で役立つ資格取得にも力を入れているのが特徴です。
栽培漁業科
ヒラメやウニなどの水産生物の生産技術や、プランクトンの培養、海洋環境について深く学ぶ学科です。バイオテクノロジーの分野にも触れることができ、小型船舶操縦士や潜水士、第三種冷凍機械責任者といった資格も取得可能。水産業の未来を担う人材を育成しています。
情報通信科
無線従事者資格の取得を目標に、情報処理のさまざまな分野を学習します。第二級海上・陸上特殊無線技士などの資格取得が可能で、将来は航空局や海上保安庁、警察の情報通信部門への就職も視野に入れられる学科です。
実習船「若竹丸」での航海実習
北海道小樽水産高等学校の大きな魅力のひとつが、実習船「若竹丸」での本格的な航海実習です。若竹丸は北海道教育庁が所有する漁業実習船で、2017年に建造された6代目の船舶です。
全長64メートル、総トン数692トンのこの船で、生徒たちは約49日間におよぶ乗船実習を体験します。ハワイ近海でのマグロはえ縄漁実習や、ベーリング海・北部太平洋でのサケ・マス漁実習など、まさに本物の海の仕事を体感できる貴重な機会。こんな経験ができる高校、なかなかありませんよね!
航海や機関の操作も学べるため、将来フェリーや貨物船の乗組員を目指す生徒にとっても、実践的なスキルを磨く絶好のチャンスとなっています。
進学・就職の実績と将来の可能性
北海道小樽水産高等学校の卒業生の進路について見てみましょう。例年、約75%の生徒が就職、約25%が進学という割合になっています。
主な就職先としては、新日本海フェリーや東洋水産、北海道電力など、高校で学んだ専門知識を活かせる企業への就職が多いのが特徴です。水産・海運・食品業界での就職に強いのは、やはり専門高校ならではの強みですね。
進学を希望する生徒は、札幌大学や東京農業大学などの私立大学、北翔大学、国立小樽海上技術短期大学校などに進んでいます。2022年度の合格実績では、国公立大学に2名、私立大学に9名が合格しています。さらに専門学校への進学者も多く、調理・製菓やデザイン、医療歯科など多様な分野へ羽ばたいています。
専攻科でさらなるステップアップも
本科卒業後、さらに専門性を高めたい生徒には「専攻科」という選択肢があります。2年課程で、漁業科と情報通信科の2つのコースが用意されています。
専攻科漁業科では、海技士国家試験の筆記試験が免除され、修了時に口述試験のみで三級海技士(航海)の資格取得を目指せます。専攻科情報通信科では、第一級陸上特殊無線技士や第一級総合無線通信士などの高度な資格取得が可能です😊
取得できる資格の豊富さが魅力
北海道小樽水産高等学校で取得を目指せる資格は多岐にわたります。学科ごとに特色がありますが、代表的なものを挙げてみましょう。
- 小型船舶操縦士(一級・二級)
- 四級・五級海技士(航海)筆記
- 潜水士
- 第三種冷凍機械責任者
- 潜水技術検定(2級)
- 栽培漁業技術検定(1級)
- 食品技能検定(第1・2・3類)
- HACCP基本技能検定
- 販売士検定
- 食品衛生責任者
- 危険物取扱者(乙種・丙種)
- 第二級海上・陸上特殊無線技士
- 簿記検定
- ワープロ検定
普通科高校では得られないこれらの資格は、就職活動の際に大きなアドバンテージになります。在学中から将来を見据えた準備ができるのは、専門高校ならではの魅力ですね。
口コミから見える学校の雰囲気
実際に通っている生徒や卒業生の声をいくつかご紹介します。
他の普通科高校では学べないことや体験できないことが多くできる。また、先生も熱心な人が多く、専門教科について深く勉強したい人はおすすめ。
(在校生/2019年入学)
楽しいし色々な教科も勉強出来て資格も取れる。将来に役立つ高校だと思う。公共交通機関も揃ってるから誰でも通える。
(在校生/2014年入学)
普通の高校とは違い職業高校というのもあり校則は確かに厳しいかもしれません。ですが自分は凄い楽しかったですよ。普通の高校じゃ出来ないことばかりです。
(卒業生/2015年入学)
「普通の高校ではできない経験」という言葉が印象的ですね。校則についてはやや厳しめとの声もありますが、それも社会人としてのマナーを身につける準備と考えれば、むしろプラスに働くのではないでしょうか。
アクセス情報
最後に、北海道小樽水産高等学校の基本情報をまとめておきます。
| 学校名 | 北海道小樽水産高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道小樽市若竹町9-1 |
| 最寄り駅 | JR函館本線 小樽築港駅 |
| 電話番号 | 0134-23-0670 |
| 学科 | 海洋漁業科・水産食品科・栽培漁業科・情報通信科 |
小樽築港駅から徒歩圏内にあり、通学のしやすさも◎です。オープンスクールや学校説明会の情報は、学校の公式ウェブサイトで確認してみてくださいね。
本日の名言
記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。今回は、わたしの座右の銘とも通じる言葉をご紹介します。
「海は広い。そしてその広さの中に、無限の可能性がある。」
— 日本の海洋学者たちの言葉より
海と向き合い、専門知識を身につけながら成長できる北海道小樽水産高等学校。お子さんの「好き」や「興味」を大切にした進路選びのひとつの選択肢として、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。みなさんの高校選びが、実りあるものになりますように✨


















