こんにちは、『ローカログ』長崎県担当ライターのこうたです。みなさんは雲仙市と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?温泉、そして雄大な自然。でも実は、雲仙市には季節ごとに開催される魅力的なお祭りがたくさんあるんです。
今回は雲仙市のお祭り一覧として、春夏秋冬それぞれの季節を彩る伝統行事やイベントをご紹介します。地元の人々が大切に守り続けてきた祭りには、その土地ならではの歴史や文化がぎゅっと詰まっています。温泉街の幻想的なライトアップから、勇壮な武者行列まで、雲仙市の多彩な魅力を一緒に見ていきましょう。
冬の風物詩「雲仙灯りの花ぼうろ」
雲仙市を代表する冬のイベントといえば、やはり「雲仙灯りの花ぼうろ」です。毎年2月に雲仙温泉街一帯で開催されるイルミネーションイベントで、期間中は温泉街が幻想的な光に包まれます。
「花ぼうろ」とは、雲仙の冬の風物詩である霧氷のこと。樹木に付着した氷の結晶が、まるで白い花が咲いたように見えることから、地元ではこう呼ばれています。このイベントでは、霧氷をモチーフにしたイルミネーションが温泉街のあちこちに飾られ、訪れる人々を魅了します。
旧八万地獄には、雲仙普賢岳の噴火を題材にした絵本に登場する動物たちをイメージしたイルミネーションも展示されます。期間中の毎週土曜日には「花ぼうろ花火の宴」が開催され、冬の夜空を彩る花火を楽しむことができます。
キッチンカーの出店や謎解きイベント、雲仙地獄のナイトツアーなど、楽しみ方はさまざま。霧氷が付いた日には雲仙ロープウェイの料金割引もあるので、タイミングが合えばお得に絶景を堪能できますよ。
春の火祭り「観櫻火宴」
桜の季節に開催される「観櫻火宴(かんおうかえん)」は、長崎県内最大級の火祭りとして知られています。雲仙市千々石町の橘公園を舞台に、総勢200名の武者たちが松明を掲げて練り歩く様子は、まさに圧巻の一言。
このお祭りは、四百数十年前の史実に基づいています。肥前龍造寺軍が千々石を攻略した歴史を再現したもので、夜桜と炎が織りなす勇壮かつ幽玄な歴史絵巻は、一度見たら忘れられない光景です。
出陣式では肥前千々石鉄砲隊による発砲が行われ、会場は一気に戦国時代へとタイムスリップしたような雰囲気に。福石公園から橘神社へと続く武者行列は、桜の花びらが舞い散る中を進んでいきます。
例年3月下旬から4月上旬の桜の見頃に合わせて開催されるので、お花見と一緒に楽しめるのも嬉しいポイントですね。小雨でも決行されますが、荒天時は千々石中学校の体育館で開催されることもあります。
温泉への感謝を込めて「小浜温泉湯祭り」
雲仙市小浜町で毎年4月に開催される「小浜温泉湯祭り」は、温泉の恵みに感謝するお祭りです。小浜温泉といえば、日本一の熱量を誇る温泉として有名ですよね。
祭りの会場は小浜温泉街と小浜マリンパーク・グラウンド。ステージイベントや地元グルメの出店など、家族連れでも楽しめる内容が盛りだくさんです。温泉街全体がお祭りムードに包まれ、普段とは違った活気あふれる雰囲気を味わえます。
夜には花火大会も開催され、温泉と花火という贅沢な組み合わせを堪能できます。温泉に浸かって、美味しいものを食べて、花火を見て。そんな特別な一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
夏を彩る地域のお祭り
南串山ふるさと夏まつり
8月に開催される「南串山ふるさと夏まつり」は、約2000発の花火が夜空を彩る夏の風物詩です。17時から始まる夏まつりでは、地域の出店やステージイベントが楽しめます。
海沿いの会場で打ち上げられる花火は、水面に映り込んでとても美しいんです。地元の人たちが一年を通じて準備を重ねてきた、手作り感あふれるお祭りの温かさも魅力のひとつ。
祇園祭(国見町)
雲仙市国見町の多比良温泉神社境内で開催される祇園祭も、夏の定番イベントです。18時から21時まで、ステージイベントや抽選会など、地域の人々が集う賑やかな時間が流れます。
神社の境内という独特の雰囲気の中で楽しむお祭りは、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。浴衣姿で参加すれば、夏の思い出がより一層特別なものになりそうですね。
風除祭(多比良温泉神社)
8月末に多比良温泉神社で行われる「風除祭(かぜよけさい)」は、五穀豊穣と無病息災を願う伝統行事です。赤ふんどし姿の参加者が神社を起点に練り歩く姿は、なかなかインパクトがあります。
農作物を台風などの風害から守るために始まったとされるこの祭り。地域の人々の切実な願いが込められた、歴史ある行事なんですね。
秋の灯りイベント「くうじの灯りフェスタ」
雲仙市国見町の神代(こうじろ)地区で開催される「くうじの灯りフェスタ」は、比較的新しいイベントながら、注目を集めています。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている神代小路(こうじろくうじ)が舞台です。
9月下旬から10月上旬にかけて、歴史ある町並みが竹灯籠の優しい光に包まれます。鍋島邸の庭園がライトアップされる様子は、まさに幻想的。普段は見ることができない夜の鍋島邸を散策できる貴重な機会でもあります。
期間中には国見町の伝統芸能「鳥刺し」の披露や、お月見コンサート、タイ捨流の演武なども予定されています。歴史が色濃く残る町並みを、ゆったりと散歩するのにぴったりの季節です。
新年の伝統行事「寒中禊」
1月20日の大寒の日、雲仙市千々石町の橘神社では「寒中禊(かんちゅうみそぎ)」が行われます。一年で最も寒い時期に、心身を清める荒行に挑戦する伝統行事です。
早朝6時、白装束やふんどし姿の参加者たちが松明を手に千々石川へ向かいます。気温5度前後の厳しい寒さの中、川に入って罪やけがれを流し、無病息災を願うんです。
見ているだけで身が引き締まるような光景ですが、参加者の表情には達成感と清々しさが漂っています。新年の決意を新たにしたいという方は、見学に訪れてみるのもいいかもしれませんね 😊
その他の注目イベント
ジャカランダフェスタ
初夏に開催されるジャカランダフェスタは、南米原産の花「ジャカランダ」が咲き誇る時期に合わせて行われます。紫色の花が街を彩る様子は、まるで異国に来たかのような気分にさせてくれます。
モーモーフェスタ
雲仙市の畜産業をPRするイベント「モーモーフェスタ」では、地元の美味しい牛肉や乳製品を味わうことができます。子どもたちが牛と触れ合えるコーナーもあり、家族連れに人気のイベントです。
雲仙市産業まつり
12月に開催される雲仙市産業まつりは、地域の特産品が一堂に会する年末の恒例イベント。農産物や海産物、加工品など、雲仙市の「おいしい」が詰まったお祭りです。
雲仙市のお祭りを楽しむコツ
雲仙市のお祭りを存分に楽しむために、いくつかポイントをお伝えしますね。
- 冬のイベントは防寒対策をしっかりと。特に「花ぼうろ」の時期は冷え込みます
- 「観櫻火宴」は場所取りが重要。早めに到着して良いポジションを確保しましょう
- 夏祭りは浴衣で参加すると、より一層お祭り気分が盛り上がります
- 温泉宿に泊まれば、お祭り見学と温泉を一緒に楽しめます
- 開催日時は天候により変更になることもあるので、事前に確認を
雲仙市は長崎市内からもアクセスしやすく、日帰りでも十分楽しめます。でも、せっかくなら温泉に泊まって、ゆっくりとお祭りの余韻に浸るのもおすすめですよ 🌸
おわりに
雲仙市のお祭り一覧、いかがでしたか?春夏秋冬、それぞれの季節に地域の人々が大切にしてきた伝統行事やイベントがあります。温泉だけじゃない、雲仙市の魅力をぜひ体感してみてください。
わたしも今度、観櫻火宴を家族で見に行こうと計画中です。息子にも、地元の歴史を感じられるお祭りを体験させてあげたいなと思っています。みなさんも、気になるお祭りがあったら、ぜひ足を運んでみてくださいね ✨
「旅の目的は、新しい景色を見ることではなく、新しい目を持つことである」― マルセル・プルースト
同じ場所でも、お祭りの日に訪れると、また違った表情を見せてくれます。雲仙市のお祭りが、みなさんの旅を特別なものにしてくれますように。土地を知れば、人の温度がわかる。そんな出会いが、きっとあなたを待っています。

















