みなさん、こんにちは!『ローカログ』三重県担当ライターのとわです。三重県北部に位置するいなべ市は、鈴鹿山脈や養老山地に囲まれた自然豊かなまちで、四季を通じてさまざまなお祭りや伝統行事が受け継がれています。「いなべ市のお祭りって、いつどんなものがあるんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、いなべ市のお祭り一覧を季節ごとにまとめてご紹介しますので、週末のおでかけ計画にぜひお役立てくださいね♪
春のお祭り|梅まつりで心ほっこり
いなべ市の春は、農業公園で開催される「梅まつり」からスタートします。東海エリア最大級といわれる梅林には、約100種類4,000本以上の梅の木が植えられていて、毎年2月下旬から3月中旬にかけて見頃を迎えます。
見晴台から見下ろす梅林は、まるでピンクと白のパッチワークのような絶景!濃淡さまざまな梅の花が重なり合う風景は、思わず息をのむほどの美しさですよ。開催期間中は飲食コーナーやお土産販売のほか、大道芸人によるパフォーマンスなども楽しめます。
入園料は大人500円、小学生以下は無料なので、お子さま連れのご家族にもうれしいですね。三岐鉄道北勢線の阿下喜駅からタクシーで約20分ほどの場所にありますので、春の陽気に誘われてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
夏のお祭り|迫力の「阿下喜八幡祭」
夏といえば、毎年7月最終土曜日に開催される「阿下喜八幡祭」が外せません。いなべ市の無形民俗文化財に指定されているこのお祭りは、「あばれ神輿」の異名を持つほどの迫力で知られています。
「サンヨ!サンヨ!」という独特の掛け声とともに、担ぎ手たちが街中を練り歩く姿は圧巻のひとこと。見ているだけで心が熱くなります。
大西神社で神様を御輿に移す神事が執り行われた後、神輿の渡御が行われます。お祭り広場ではさまざまなイベントやワイワイ屋台も並び、夏の暑さを吹き飛ばすような活気にあふれていますよ。三岐鉄道北勢線の阿下喜駅から徒歩約10分とアクセスも良好なので、ぜひ足を運んでみてください。
秋のお祭り|伝統文化の宝庫・藤原町
いなべ市藤原町では、毎年10月第2日曜日に各地区で豊穣を感謝する秋祭りが行われます。なかでも注目したいのが、同じ日に異なる趣向で開催される2つの伝統行事です。
坂本の曳山車祭り(鳴谷神社)
明治時代に滋賀県の宮大工が手がけた長浜流の山車は、いなべ市の有形文化財に指定されています。毎年お盆過ぎから地元の子どもたちが保存会の方から練習を受けてきたお囃子が、曳山車の2階で披露されます。独特の横笛の音色はいなべ市の無形文化財にもなっているんですよ。
また、鳴谷神社の神楽殿で奉納される「浦安の舞」も見ごたえ抜群!昼の部と夜の部があり、昼の部では前日に30臼ものもち米をついて作られた約1,800個のお餅がまかれる「餅ほり」も楽しみのひとつです。
春日神社の獅子舞
300年以上の歴史を誇る獅子舞は、平安時代初期の政変「薬子の変」に関わる藤原仲成の祖神を祀った春日神社で伝えられてきました。宵祭りの前夜祭と本祭りの2日間にわたって行われ、獅子が地区を練り歩く「獅子の道行き」や本楽の奉納は、地域の誇りとして大切に守られています。
坂本地区と下野尻地区は約1kmほどの距離なので、どちらも見学できるのがうれしいポイント。両方巡れば、いなべ市の伝統文化をじっくり堪能できますよ。
秋のビッグイベント|いなべ市商工まつり
毎年11月に開催される「いなべ市商工まつり」は、秋の恒例イベントとして地域で親しまれています。2025年は11月15日(土)に員弁運動公園駐車場で開催予定です。
ステージでは太鼓の演奏や地元高校の吹奏楽など多彩なプログラムが行われ、会場にはキッチンカーやマルシェが並びます。射的やラッキーボール、型抜きなど、お子さまも楽しめるお楽しみコーナーも充実していますよ。
そして最大の見どころは、フィナーレを飾る打ち上げ花火!17時頃から約30分間、澄んだ秋の夜空に大輪の花火が打ちあがります。至近距離で鑑賞できるため、光と音の迫力をダイレクトに感じられるのが魅力です。世代を超えて地域の人々が集まり、いなべ市の魅力を体感できる貴重な場となっています。
晩秋の味覚祭|いなべの里新そば祭り
11月下旬には「いなべの里新そば祭り」も開催されます。2025年は11月23日(日)、いなべ市役所横の「にぎわいの森」第一駐車場が会場です。いなべ市最大級のフードイベントとして、毎年多くの人で賑わいます。
市内外のそば打ち名人が腕を振るう新そばを味わえるほか、手打ちそばの実演や地元農産物の販売ブースも並びます。茹でたてのおそばから立ち上る湯気と香りに包まれながら、秋の味覚を堪能してみてくださいね。なくなり次第終了なので、早めの来場がおすすめです!
近隣エリアの上げ馬神事にも注目
いなべ市に隣接する東員町の猪名部神社では、毎年4月に「上げ馬神事」が行われます。鎌倉時代の建久3年(1192年)に始まったとされるこの神事は、三重県の無形民俗文化財に指定されています。
16〜17歳の少年騎手が華やかな武者姿で馬に乗り、約2.5メートルの急な崖を一気に駆け上がる姿は圧巻!騎手たちは祭りの1週間前から家を離れ、神社で生活しながら朝晩は員弁川の冷たい水で心身を清めるなど、ストイックな準備を経て本番に臨みます。いなべエリアの歴史と文化を感じられる貴重な行事ですので、機会があればぜひ訪れてみてください。
いなべ市のお祭り年間カレンダー
| 季節 | お祭り・イベント名 | 開催時期 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 春 | 梅まつり | 2月下旬〜3月中旬 | いなべ市農業公園 |
| 春 | 猪名部神社大祭(上げ馬神事) | 4月上旬 | 猪名部神社(東員町) |
| 夏 | 阿下喜八幡祭 | 7月最終土曜日 | 大西神社・阿下喜地区 |
| 秋 | 坂本曳山車祭り | 10月第2日曜日 | 鳴谷神社 |
| 秋 | 春日神社獅子舞 | 10月第2日曜日 | 春日神社 |
| 秋 | いなべ市商工まつり | 11月中旬 | 員弁運動公園駐車場 |
| 秋 | いなべの里新そば祭り | 11月下旬 | にぎわいの森 |
いなべ市は伝統的な文化財から現代のイベントまで、一年を通じてさまざまなお祭りが楽しめるまちです。気になるお祭りがあれば、ぜひカレンダーにチェックを入れておいてくださいね。
おでかけ前に知っておきたいアクセス情報
いなべ市へのアクセスは、三岐鉄道北勢線が便利です。近鉄桑名駅から三岐鉄道北勢線に乗り換え、阿下喜駅や楚原駅で下車するとお祭り会場へアクセスしやすいですよ。
車でお越しの場合は、東海環状自動車道の大安ICから各会場へ向かうのがスムーズ。お祭り当日は臨時駐車場が設けられることも多いですが、混雑が予想されるため公共交通機関の利用もおすすめです。
事前にいなべ市公式サイトや観光協会のページで最新情報を確認しておくと安心ですね。お天気や開催状況をチェックして、素敵なお祭り体験をお楽しみください!
「変化こそが人生の唯一の永遠である。」 ─ ヘラクレイトス
本日の名言は、古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉です。季節が移り変わるように、わたしたちの暮らしも少しずつ変化していきます。いなべ市で受け継がれてきた伝統行事も、時代とともに形を変えながら今に続いています。変わっていくことを恐れず、新しい出会いや発見を楽しんでいきたいですね。みなさんにとって、素敵なお祭り体験となりますように♪


















