こんにちは、『ローカログ』佐賀県担当ライターのゆうまさです。佐賀市在住ですが、福岡県久留米市出身ということもあり、お隣の鳥栖市には何度も足を運んできました。今回は、そんな鳥栖市で開催されるお祭りの一覧を季節ごとにご紹介します。地元の方はもちろん、近隣からお出かけを考えているみなさんにも役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
鳥栖市のお祭りは年間を通じて盛りだくさん
鳥栖市は佐賀県東部に位置し、交通の要衝として発展してきた街です。歴史ある伝統行事から現代的なイベントまで、実に多彩なお祭りが年間を通じて開催されています。春には桜の下で行われる弥生時代をテーマにした祭り、夏には勇壮な山笠や花火大会、秋には獅子舞や浮立といった民俗芸能、そして冬にはイルミネーションが街を彩ります。
みなさんは、鳥栖市にどんなお祭りがあるかご存じですか?地元の方でも意外と知らない祭りがあるかもしれません。それでは、季節ごとに鳥栖市のお祭りを見ていきましょう。
春のお祭り(3月〜4月)
曽根崎の獅子舞
元禄8年(1695年)に曽根崎老松神社が再建されたことを記念し、翌年から始まったとされる歴史ある獅子舞です。前後2人の獅子役が一体となって演舞する「伎楽系の獅子舞」として知られています。鉦と太鼓の伴奏に合わせ、雄獅子・雌獅子・つり合い獅子の順で舞が披露されます。
土地の悪霊を鎮め、人々を浄め、豊作を祈願する貴重な民俗芸能として、毎年3月29日直前の日曜日に曽根崎老松神社で奉納されます。
とす弥生まつり
600本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所・田代公園をメイン会場として、3月の最終日曜日に開催される鳥栖の春を代表するお祭りです。満開の桜の下で、古代の火起こし体験や弥生時代の装束を身にまとった若者による武人舞・巫女舞が披露され、まさに歴史へのタイムスリップを楽しめます。
ステージイベントや地元物産が並ぶバザール、史跡めぐりウォーキング、勾玉づくり体験など、家族連れでも一日楽しめる内容です。春のお出かけにぴったりですね。
牛原の獅子舞
毎年4月の第1日曜日に、牛原町香椎神社と同町四阿屋神社で奉納される民俗芸能です。獅子つりの童子に操られる雌雄の獅子が、鉦と太鼓に合わせて対となる勇壮な舞を演じます。土地の悪霊を払い、豊作を祈願するこの行事は、地域の人々に大切に守り継がれています。
宿の鉦浮立
4月29日に宿町船底神社で奉納される民俗芸能で、鳥栖市の重要無形民俗文化財に指定されています。のぼり旗を先頭に、道ばやし・鉦打ち・鉦下げ・太鼓打ちなど約150人が、宿町車路から宿船底神社まで約2キロメートルを練り歩く姿は圧巻です。五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統行事として、毎年多くの見物客が訪れます。
神辺の獅子舞
神辺町老松神社で3年に1度、4月の第2日曜日に行われる貴重な民俗芸能です。雌雄2頭の獅子が、それぞれ2人の獅子つりにあやされるようにゆっくりと舞い始め、終盤には鉦の音と太鼓のリズムに合わせて激しく舞います。次回の開催年は要チェックですね。
夏のお祭り(7月〜8月)
鳥栖山笠
昭和3年(1928年)に始まった勇壮な夏の風物詩です。一番山から六番山までの6基の山車と子供山が、威勢のいい「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声とともに市街地を駆け抜けます。沿道からかけられる力水が暑さを吹き飛ばす光景は、鳥栖の夏本番を告げる風景として親しまれています。
本通筋商店街で山車を上下に激しく揺らす「がぶり」と、中央公園で行われる「祇園旗廻り」は迫力満点で見応えがあります。毎年7月中旬の土日に開催され、家族連れはもちろん、地元住民以外からも多くの人が訪れます。
土曜夜市
フレスポ鳥栖の南側にある鳥栖本通筋商店街一帯が歩行者天国となる、夏の恒例イベントです。屋台やステージイベント、ゲームコーナーなど、大人も子どもも楽しめる内容が盛りだくさん。毎年7月に開催され、多くの人出で賑わいます。夏の夜のお出かけにぴったりですよ。
まつり鳥栖
50年以上の歴史を持つ、鳥栖を代表する市民のお祭りです。町の中心商店街が歩行者天国となり、パレードやバザー、市民総踊りなど様々なイベントが繰り広げられます。市民や地域の団体・企業が力を合わせ、自由な発想で楽しいふれあいの場をつくり上げるこのお祭りは、地域のつながりを感じられる温かい雰囲気が魅力です。
2025年は猛暑を避けるため、例年の7月最終日曜日から9月21日(日曜日)へと日程が変更されました。フレスポ鳥栖や中央公園でのステージイベント、サガン鳥栖のOB選手によるトークショーなど、スペシャルなプログラムも用意されています。
筑後川花火大会
毎年8月5日に行われる、西日本最大級の花火大会です。久留米市の水天宮の奉納花火を起源とし、350年近い歴史を誇ります。毎年約18,000発の花火が夜空に上がり、二つの会場から同時に打ち上げられる花火は夏の夜空と川面を美しく彩ります。鳥栖市も共催しており、下野町運動広場に観覧場所が設置されることがあります。
中央公園盆踊り
フレスポ鳥栖南側の中央公園で毎年8月中旬に開催されるお祭りです。スイカの早食いやビールの早飲みなど、ユニークな参加型イベントが人気を集めています。商店街飲食店による屋台も並び、大人から子どもまで楽しめます。最後には参加者全員で盆踊りを踊り、夏のひとときをみんなで共有する温かいお祭りです。
秋のお祭り(10月)
村田浮立
江戸時代から続く伝統的な民俗芸能で、村田八幡神社の神幸祭の中心行事として奉納されています。最初から2頭立てで舞う村田町の獅子舞浮立と、江戸時代の大名行列の様式を残す江島町の行列浮立から構成されており、その独特な形式が大きな特徴です。毎年10月15日前後の日曜日に行われ、豊年感謝・無病息災を祈願します。
とす長崎街道まつり
鍋島藩轟宿と対馬藩田代宿の2つの宿場間を結ぶ長崎街道を舞台にした街歩きイベントです。江戸時代の衣装に身を包んだガイドが案内し、侍姿の人々が町を練り歩く様子は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。毎年10月の第3日曜日に開催され、歴史好きにはたまらないイベントですね。
四阿屋神社の御田舞
田植えの諸作業を芸能化した「御田舞」は、豊作を祈る御田植祭として全国的に行われている祭事のひとつです。四阿屋神社の御田舞は、現在では秋の行事として、蔵上老松神社の「おくんち」にあわせて10月20日前後の日曜日に行われています。
藤木の獅子舞
文化7年(1810年)の銘を持つ鉦が残されており、江戸時代後期には始められていたとされる歴史ある獅子舞です。近隣の曽根崎や神辺、牛原の獅子舞とも影響し合いながら伝承されてきました。毎年10月の第4日曜日に藤木宝満神社で奉納されます。
TOSU NESTIVAL
2025年に初開催される新しい都市型フェスティバルです。鳥栖市の市鳥「メジロ」をテーマに、高さ10メートルの巨大な鳥の巣型インスタレーション「NESTOPIA(ネストピア)」が鳥栖駅前に出現します。滑り台やボールプール、DJやライブが楽しめるステージ、個性豊かなマーケットなど、多彩なプログラムが楽しめます。サガン鳥栖やSAGA久光スプリングスと連携したスポーツ体験も魅力的ですね。
商店街のハロウィーンパーティー
毎年10月下旬に開催される、家族で楽しめるハロウィーンイベントです。商店街の各店舗を散策しながらお菓子をもらえるほか、メイン会場では屋台やビンゴ大会などで大いに賑わいます。
冬のお祭り(11月〜12月)
とすフェス(鳥栖市民文化祭)
毎年11月に鳥栖市民文化会館・鳥栖市民体育館周辺で開催される、鳥栖の芸術文化の祭典です。舞台発表や展示、体験コーナーなど、様々なプログラムが用意されています。2025年で64回目を迎える歴史あるイベントで、地域の文化活動の成果を存分に楽しめます。
ハートライトフェスタ
鳥栖の冬を彩る風物詩として定着したイルミネーションイベントです。鳥栖中央公園が幻想的な光に包まれ、寒い冬の夜をほっこりと温かい気持ちにしてくれます。毎年11月下旬から12月下旬(年によっては1月初旬まで)開催され、カップルはもちろん家族連れにも人気のスポットとなっています。
鳥栖市のお祭りを楽しむためのポイント
鳥栖市のお祭りは交通アクセスの良さが魅力のひとつです。JR鳥栖駅からほど近い場所で開催されるイベントも多く、電車でのお出かけが便利です。ただし、お祭り当日は交通規制が行われることもあるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
また、季節ごとのお祭りを楽しむ際は、事前に開催日時や会場をチェックしておくと安心です。特に伝統的な民俗芸能は、奉納される神社や日程が決まっているため、計画を立てて訪れるとじっくり楽しめますよ。
わたし自身、ドライブと写真撮影が趣味なので、こうした地域のお祭りに足を運ぶことが多いのですが、鳥栖市のお祭りは規模もちょうどよく、温かい雰囲気が印象的です。みなさんも、ぜひ季節ごとの鳥栖のお祭りを体験してみてはいかがでしょうか?
本日の名言
「楽しもうと決めた人には、どんな場所も楽しい場所になる」
―― 作者不詳
お祭りは、その土地の歴史や文化、人々のつながりを感じられる特別な機会です。鳥栖市のお祭り一覧をチェックして、ぜひお気に入りのイベントを見つけてください。みなさんの笑顔がたくさん生まれる一日になりますように♪


















