こんにちは!「ローカログ」世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。今日は春の陽気に誘われて、自転車で世田谷区内をぐるっと回ってきました。皆さんは世田谷区内の移動手段として自転車を活用していますか?
実は世田谷区では長年親しまれてきたレンタサイクル事業が2025年度中に終了することが決まったんです!これはちょっと大きなニュースですよね。でも心配無用!区と民間企業が連携した新しいシェアサイクルサービスが既に始まっているんです。今回はボクが世田谷区のレンタサイクル・シェアサイクル事情を徹底的に調査してきましたので、その全貌をお伝えします。
世田谷区レンタサイクルの歴史と現状
世田谷区のレンタサイクル事業は、実は放置自転車対策として平成6年(1994年)に桜上水からスタートしたんです。当時、世田谷区内の放置自転車は昭和62年(1987年)には約33,000台もあったそうです。ギュウギュウ詰めの駅前風景が目に浮かびますね。
区では駐輪場の整備を進めながら、同時に自転車の共同利用という新しい考え方を取り入れたレンタサイクル事業を展開。これが徐々に拡大し、平成17年(2005年)からはコミュニティサイクル(借りた場所と違う場所で返却できるシステム)の社会実験もスタートしました。
現在、世田谷区内には「がやリン」の愛称で親しまれるコミュニティサイクルが5か所、同じ場所で貸出・返却を行うレンタサイクルが2か所設置されています。これらは公益社団法人世田谷区シルバー人材センターが指定管理者として運営しています。
コミュニティサイクル「がやリン」のポート一覧
コミュニティサイクル「がやリン」は、借りた場所と異なる場所で返却できる便利なシステムです。現在、以下の5か所にポートが設置されています:
- 桜上水南
- 経堂駅前
- 三軒茶屋中央
- 桜新町
- 等々力
例えば、桜上水で借りた自転車を等々力で返却することができるんです。これって電車の路線が主に東西方向に走る世田谷区で、南北方向の移動に非常に便利なシステムなんですよ。ボクも経堂から桜新町へ行くときに使うことがありますが、電車だと乗り換えが必要で30分以上かかるところが、自転車なら15〜20分でスイスイ行けちゃいます。
レンタサイクルのポート一覧
一方、レンタサイクルは借りた場所と同じ場所に返却するタイプのサービスで、以下の2か所で運営されています:
- 三軒茶屋北レンタサイクルポート(世田谷区太子堂2丁目16番1号)
- 成城北第二レンタサイクルポート(世田谷区成城6丁目14番10号)
こちらは主に通勤・通学などの定期的な利用者に人気があります。特に桜新町では学生さんの利用が多く、先輩から後輩へ「便利だよ」と口コミで広がっているそうですよ。
2025年度中のサービス終了について
さて、冒頭でもお伝えした通り、世田谷区は長年運営してきたレンタサイクル事業(「がやリン」を含む)を令和7年度(2025年度)中に終了することを発表しました。
区の発表によると、この決断は「利用状況、維持修繕費の高騰、民間シェアサイクルの普及などから総合的に判断」したものだそうです。具体的な終了時期については、各施設及び指定管理者(世田谷区シルバー人材センター)のホームページで改めて告知される予定です。
長年親しまれてきたサービスが終わるのは寂しいですが、その一方で新たな展開も始まっています。それが「官民連携による民間シェアサイクル事業」なんです!
新たな選択肢:民間シェアサイクルサービス
世田谷区では令和6年度(2024年度)より、区とハローサイクリング、ドコモ・バイクシェアの各運営事業者が協働してシェアサイクル事業を実施しています。これにより、区内の移動手段の選択肢が大きく広がりました。
民間のシェアサイクルの大きなメリットは、区を超えた広域での利用が可能という点です。同じ事業者のポートであれば、世田谷区内だけでなく、隣接する区や都内の広いエリアで相互に利用できます。これは通勤や買い物など、日常の行動範囲が区をまたぐ方にとって非常に便利なサービスです。
HELLO CYCLING(ハローサイクリング)
HELLO CYCLINGは世田谷区内に多数のステーションを展開しています。主なステーションには以下のような場所があります:
- サミットストア 成城店
- サミットストア 千歳台店
- サミットストア 桜店
- NAVY BASE
- ロアール三軒茶屋
- ロアール池尻大橋
- ローソン 世田谷赤堤三丁目店
- 用賀STビル(用賀駅前)
このほか、区内の様々な場所にステーションが設置されています。スーパーやコンビニの前に設置されていることが多いので、買い物のついでに利用するのも便利ですね。
ドコモ・バイクシェア
ドコモ・バイクシェアも世田谷区と連携してサービスを提供しています。区立施設や区立公園などの公有地の一部にもポートが設置されており、公共交通機関と組み合わせた移動がしやすくなっています。
両サービスとも、スマートフォンのアプリから簡単に予約・利用できるのが特徴です。利用料金や利用方法については各事業者のホームページやアプリで確認できます。
世田谷区の自転車政策の変遷と成果
ここで少し、世田谷区の自転車政策の歴史を振り返ってみましょう。冒頭でも触れましたが、かつて世田谷区では放置自転車が大きな問題となっていました。
区では駐輪場の整備を進め、現在では区立の駐輪場が48か所約24,000台分、民間の駐輪場も51か所約26,000台分と、官民合わせて約50,000台もの自転車を収容できるようになっています。その結果、放置自転車は約2,800台にまで減少したそうです。この取り組みは大きな成功を収めたと言えるでしょう。
レンタサイクル事業も当初は放置自転車対策の一環としてスタートしましたが、次第に区民の新たな移動手段として定着していきました。特に平成17年からスタートしたコミュニティサイクルは、世田谷区の地形的特徴(電車の路線が主に東西方向に走り、南北方向の公共交通が少ない)を補完する役割を果たしてきました。
「桜新町では学生の利用者が多いです。桜新町まで電車で来て、そこからレンタサイクルに乗って大学まで行くんですが、先輩から後輩へ、便利なものがあるよと伝わっているらしいですよ」(30代/女性/区職員)
このように、世田谷区のレンタサイクル・コミュニティサイクル事業は、単なる自転車の貸し出しを超えて、区民の生活に密着したサービスとして発展してきたのです。
これからの世田谷区の自転車シェアリング
区のレンタサイクル事業は2025年度中に終了しますが、その役割は民間シェアサイクルサービスに引き継がれていきます。区と民間事業者の協働により、より広範囲で利便性の高いサービスが提供されることになります。
特に注目すべきは、区の境界を越えた利用が可能になる点です。世田谷区は東京23区の中でも面積が広く(23区中2位)、また隣接する区も多いため、区をまたいだ移動の需要も少なくありません。民間シェアサイクルの導入により、そうしたニーズにも応えられるようになります。
また、民間事業者のノウハウを活かした利便性の向上も期待できます。スマートフォンアプリを使った予約・決済システムや、AIを活用した自転車の再配置など、テクノロジーを駆使したサービス改善が進むでしょう。
一方で、これまで「がやリン」などを利用してきた方々にとっては、新しいサービスへの移行がスムーズに行われるかが気になるところです。区では2025年度のサービス終了に向けて、利用者への周知や新サービスへの誘導を丁寧に行っていくことが求められます。
まとめ:世田谷区の自転車シェアリングの未来
世田谷区のレンタサイクル・コミュニティサイクル事業は、放置自転車対策としてスタートし、区民の重要な移動手段として発展してきました。2025年度中のサービス終了は一つの区切りですが、民間シェアサイクルサービスとの連携により、より広範囲で利便性の高いサービスへと進化していきます。
ボクも世田谷区民の一人として、これからも自転車を活用した環境にやさしい移動を続けていきたいと思います。皆さんも、通勤・通学や買い物、観光など、様々なシーンでシェアサイクルを活用してみてはいかがでしょうか?
最後に、本日の名言をご紹介します。
「人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを保つためには動き続けなければならない。」 – アルベルト・アインシュタイン
アインシュタインの言葉のように、私たちも常に新しい変化に適応しながら、前に進んでいきたいものですね。それでは、また次回の「ローカログ」でお会いしましょう!


















