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世田谷区のダム構想と浸水対策!雨水タンクで作る仮想ダムとは

こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さん、世田谷区にダムがあるって聞いたことありますか?実は世田谷区には物理的なダムは存在しないんですが、とっても興味深い「世田谷ダム構想」という取り組みがあるんです。

ボクも世田谷区に住んでいて、近年の集中豪雨には本当にヒヤヒヤしています。そんな中で区が進めている浸水対策について、詳しく調べてみました。今回は世田谷区のユニークなダム構想と、実際の浸水対策について、地元ライターの視点でお伝えしていきますね♪

目次

世田谷区の「みんなでつくろう世田谷ダム」構想とは?

世田谷区では「みんなでつくろう世田谷ダム」というキャッチフレーズで、とってもユニークな浸水対策を進めています。これは実際にダムを建設するのではなく、区内の全世帯に雨水タンクを設置することで、仮想的なダムを作ろうという発想なんです。

具体的には、世田谷区内の全世帯に300リットルの雨水タンクを設置したと仮定すると、約13万立方メートルの雨水を貯留することが可能になります。これって実は、宮崎県の宮の元ダム(14万立方メートル)や広島県の有江上池(11万立方メートル)といった国内の小規模ダムと同じくらいの規模なんですよ!

この構想、本当に画期的だと思いませんか?一軒一軒は小さな雨水タンクでも、みんなで力を合わせれば大きなダムと同じ効果が期待できるんです。

世田谷区の浸水被害の歴史と対策の必要性

世田谷区がこうした対策に力を入れるのには、深刻な理由があります。平成17年9月4日に発生した時間100ミリを超える集中豪雨では、野川・仙川や下水道から水が溢れ出し、床上浸水221棟、床下浸水245棟という甚大な被害が発生しました。

この被害を受けて、世田谷区では平成21年10月に「世田谷区豪雨対策基本方針」を策定し、翌年3月には「世田谷区豪雨対策行動計画」を作成しました。しかし、近年の局所的集中豪雨はますます激しくなっており、従来の対策だけでは十分とは言えない状況になってきています。

平成25年7月にも、区内で時間60ミリを超える激しい雨に襲われ、特に上馬・弦巻地区、中町・上野毛地区を中心に床上・床下浸水が多数発生しました。こうした状況を踏まえ、平成26年12月には「世田谷区豪雨対策行動計画(後期)」が策定されています。

世田谷区の河川と排水システム

世田谷区内には主要な河川として、以下のような川が流れています:

  • 野川
  • 仙川
  • 丸子川
  • 谷沢川

これらの河川は多摩川に合流していますが、集中豪雨時には排水能力を超えてしまうことがあります。特に多摩川との合流部分にある排水樋門の管理が重要になってきます。

下野毛排水樋門、玉川排水樋管、等々力排水樋門、上沼部排水樋門などが主要な排水施設として機能していますが、台風19号の際には一部の樋門で適切な管理ができない状況も発生しました。

実際の浸水対策の取り組み

世田谷区では雨水タンクの設置推進以外にも、様々な浸水対策を実施しています。区では学識経験者と国、東京都、大田区及び世田谷区の職員による検証委員会を設置し、浸水メカニズムの詳細な分析を行っています。

コンピューターシミュレーションを活用して、実際の降雨による浸水状況を再現し、より効果的な対策を検討しているんです。これによって、どの地域でどのような浸水が発生しやすいかが明確になり、ピンポイントでの対策が可能になります。

災害対応公衆トイレの「ミニ・ダム」設置

興味深い取り組みとして、世田谷区の災害対応公衆トイレには「ミニ・ダム1000リットル」が設置されています。建物の屋根に降った雨水を貯める仕組みで、水質確保のため新しい雨が降るたびに古い雨水と自然に入れ替わるシステムになっています。

断水時には、このミニ・ダムからバケツで雨水を運べば、満水1000リットルで約150回のトイレ洗浄ができる計算です。災害時の自立した水源確保として、とても実用的なアイデアですよね。

上流ダムとの関係

世田谷区の浸水対策を考える上で、多摩川上流の小河内ダムの存在も重要です。小河内ダムは利水ダムですが、洪水調整機能の導入が検討されており、これが実現すれば下流域の浸水リスク軽減に大きく貢献することが期待されています。

台風19号の際には、小河内ダムから毎秒600トンという大量の放水が行われ、これが下流域の浸水に影響を与えたという指摘もあります。上流と下流が連携した総合的な治水対策が求められているんです。

区民参加型の浸水対策

「みんなでつくろう世田谷ダム」の素晴らしいところは、区民一人ひとりが浸水対策の担い手になれるという点です。各家庭での雨水タンク設置は、個々の家庭での雨水利用にもつながり、環境にも優しい取り組みです。

区では講演会や説明会、家庭訪問、アンケート調査などの普及活動を通じて、この構想への理解と参加を呼びかけています。一軒一軒の小さな取り組みが、やがて大きな力になるという考え方は、まさに「思い立ったが吉日」の精神にも通じますね!

今後の展望と課題

世田谷区のダム構想は、従来の大規模インフラ整備とは異なる、分散型・参加型の治水対策として注目されています。しかし、実際に区内全世帯への雨水タンク普及を実現するには、まだまだ課題も多いのが現実です。

設置費用の問題、メンテナンスの問題、そして何より区民の皆さんの理解と協力が不可欠です。でも、こうした取り組みが広がっていけば、世田谷区はより安全で住みやすい街になっていくはずです。

皆さんも、もし雨水タンクの設置を検討される機会があれば、ぜひ前向きに考えてみてください。一人ひとりの小さな行動が、みんなの安全につながるんですから♪

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」- イチロー

今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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