こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さんは普段の生活の中で、どれくらい身近な生き物たちに目を向けていますか?実は、ボクたちが住む世田谷区には、絶滅の危機に瀕している貴重な生き物たちがひっそりと暮らしているんです。
都市部でありながら、国分寺崖線や多摩川沿いの自然環境に恵まれた世田谷区。でも、宅地開発や環境の変化によって、多くの生き物たちが危険な状況に置かれています。今回は、そんな世田谷区の絶滅危惧種について、詳しくお話ししていきますね♪
世田谷区で確認されている絶滅危惧種たち
世田谷区では、東京都レッドリストに掲載されている多くの絶滅危惧種が確認されています。その中でも特に注目すべき生き物たちをご紹介しましょう。
植物の絶滅危惧種
キンランは、世田谷区北沢地域で確認されている東京都レッドリストの絶滅危惧種です。この美しい黄色い花を咲かせるラン科の植物は、かつては身近に見ることができましたが、今では非常に貴重な存在となっています。
また、世田谷区の花として制定されているサギソウも、準絶滅危惧種に指定されています。白鷺が飛んでいるような美しい花を咲かせるこの植物は、かつて世田谷区内に多数自生していましたが、現在は自然状態では見ることができません。
動物の絶滅危惧種
動物では、身近に見られるニホンヤモリが世田谷区を含む23区内で絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。本来は夜行性ですが、二子玉川公園などでは昼間でも時々見かけることがあるそうです。身近な生き物が絶滅危惧種になってしまうなんて、ちょっと驚きですよね?
さらに、世田谷総合高校では2025年5月にオオミズアオという美しいガが発見されました。このチョウ目・ヤママユガ科の昆虫も、東京都区部で絶滅危惧種II類とされている貴重な生き物です。
水辺の絶滅危惧種
神明の森みつ池特別保護区では、東京23区内には2カ所しか自生していないゲンジボタルが確認されています。この幻想的な光を放つ昆虫は、清らかな水環境がなければ生きていけない、まさに自然環境のバロメーターのような存在です。
また、野川沿いの国分寺崖線では、都内で絶滅が危惧されているハグロトンボやオニヤンマなどのトンボ類、コミスジやアカシジミなどの蝶の仲間も生息しています。これらの昆虫たちは、豊かな自然環境があってこそ生きていける繊細な生き物たちなんです。
世田谷区の特別保護区の取り組み
世田谷区では、貴重な自然環境を守るために4つの特別保護区を指定しています。これらの保護区では、絶滅危惧種をはじめとする多くの生き物たちが大切に保護されているんです。
神明の森みつ池特別保護区
成城にあるこの保護区は、制限つきサンクチュアリとして年数回の観察会でのみ開放されています。国分寺崖線上に位置し、4ヶ所の豊かな湧水が湿地帯を作る奥深い森は、まさに都会の中の別世界です。
ここでは「成城みつ池を育てる会」のボランティアによって、10年以上にわたって保全活動が続けられています。季節の花の記録や湧水の水温・水量の計測、草刈りや落葉かきなど、地道な活動が貴重な生態系を支えているんです。
その他の特別保護区
烏山弁天池特別保護区では、コウホネの群落やカワセミなどの水鳥を観察することができます。経堂五丁目特別保護区では、エドヒガンザクラなどの珍しい植物が保護されており、深沢八丁目無原罪特別保護区では湧水を中心とした美しい庭園が維持されています。
絶滅危惧種が直面している課題
世田谷区の絶滅危惧種たちが直面している最大の課題は、生息地の減少と環境の変化です。宅地開発や農地転用によって、これまで生き物たちが暮らしていた自然環境がどんどん失われています。
特に湿地や樹林地の減少は深刻で、水辺に依存する生き物や森林性の昆虫たちにとって大きな脅威となっています。また、外来種の侵入や環境汚染なども、在来種の生存を脅かす要因となっているんです。
国分寺崖線の重要性
世田谷区西側を流れる野川に沿った国分寺崖線は、500種を超える植物や多くの昆虫類が生息する貴重な自然環境です。しかし、開発によって崖線が寸断されてしまい、生き物たちの移動経路が分断される問題も起きています。
現在、一部の緑地が「緑地保全地区」や「特別保護区」に指定されて保護されていますが、連続性のある緑地の確保が今後の大きな課題となっています。
私たちにできること
世田谷区の絶滅危惧種を守るために、ボクたち一人ひとりにもできることがあります。まずは、身近な自然に関心を持つことから始めてみませんか?
観察会への参加
特別保護区で開催される観察会に参加することで、実際に絶滅危惧種を見る機会があります。専門家の解説を聞きながら、貴重な生き物たちの生態を学ぶことができるんです。
ボランティア活動
各特別保護区では、保全活動を支えるボランティアを募集しています。草刈りや清掃活動、生き物の観察記録など、様々な形で自然保護に貢献することができます。
日常生活での配慮
庭やベランダに在来植物を植える、殺虫剤の使用を控える、ゴミを適切に処理するなど、日常生活の中でも生き物たちに優しい選択をすることが大切です。小さな行動の積み重ねが、大きな変化を生み出すんです!
生物多様性地域戦略「生きものつながる世田谷プラン」
世田谷区では、生物多様性の恵みが将来にわたって受け続けられるよう、「生きものつながる世田谷プラン」という地域戦略を策定しています。このプランでは、活力のある活動が生み出される世田谷であり続けるための具体的な取り組みが示されています。
区民、事業者、行政が連携して、みどりのネットワークの形成や生き物の生息環境の保全、環境教育の推進などに取り組んでいます。皆さんも、このプランの一員として、世田谷区の豊かな自然を次世代に引き継いでいきませんか?
まとめ
世田谷区の絶滅危惧種について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?都市部にありながら、これほど多くの貴重な生き物たちが暮らしているなんて、改めて世田谷区の自然の豊かさを実感しますよね。
でも同時に、これらの生き物たちが危機的な状況にあることも事実です。ボクたち一人ひとりが関心を持ち、できることから行動を起こしていくことが、彼らの未来を守ることにつながります。
思い立ったが吉日!今度の休日には、特別保護区の観察会に参加してみたり、身近な公園で生き物観察をしてみたりしませんか?きっと新しい発見があるはずです♪
「自然は急がない。しかし、すべてを成し遂げる。」- ラオ・ツー
自然のペースに合わせて、ゆっくりと着実に、世田谷区の豊かな生態系を守っていきましょう。皆さんも、この美しい自然環境を次の世代に引き継ぐ一員として、一緒に頑張っていきませんか?


















