こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。最近、ゲリラ豪雨や台風による浸水被害のニュースを見るたびに、「うちの地域は大丈夫かな?」と心配になりませんか?
世田谷区では、雨水管理について独自の取り組みを積極的に進めているんです。今回は、世田谷区の雨水管理システムについて、皆さんにわかりやすくお伝えしていきますね♪
世田谷区の雨水管理体制について
まず知っておきたいのが、世田谷区内の公共下水道は東京都下水道局が計画・工事・維持管理を行っているということです。具体的には、東京都下水道局南部下水道事務所世田谷出張所が担当しています。
でも、区道の雨水ますについては世田谷区が維持管理をしているんですよ。都道や国道の雨水ますは、それぞれの道路管理者が管理しているので、問題があった時の連絡先が違うんです。
下水道工事は基本的に東京都下水道局が実施していますが、一部の工事については世田谷区が受託して行っているケースもあります。工事現場で看板やチラシを見かけたら、どちらが担当しているかチェックしてみてくださいね!
世田谷区豪雨対策行動計画の背景
近年の都市化により、地表がコンクリートやアスファルトで覆われることで、大雨の際に今まで地面に染み込んでいた雨水が短時間に集中して下水や河川に流れ込むようになりました。これが浸水被害の大きな原因となっているんです。
世田谷区では、この問題に対応するため平成22年3月に「世田谷区豪雨対策行動計画」を策定しました。区だけでなく、区民や事業者の皆さんと協力して豪雨対策を進めているのが特徴的ですね。
豪雨対策では、河川や下水道の整備に加え、大量の雨水を流出させないための流域対策(雨水浸透や雨水貯留)が重要となっています。
令和元年台風第19号の教訓
令和元年台風第19号では、世田谷区内でも内水被害が多く発生しました。この経験を踏まえ、令和4年に「世田谷豪雨対策行動計画」が改定されたんです。
この改定版では、具体的な流域対策量について数値目標が設定されています。しかも、東京都が流域ごとに決めている目標値だけでは浸水被害を防げない現状があるため、世田谷区ではより大きな目標値を流域ごとに定めて取り組んでいるんですよ!
雨水流出抑制施設の設置指導について
世田谷区では「世田谷区雨水流出抑制施設の設置に関する指導要綱」を平成22年7月に制定し、少しでも多くの雨水を貯留・浸透させる取り組みを進めています。
この指導要綱では、敷地面積150平方メートル以上の建築計画については計画書の提出が必要となっています。150平方メートル未満の場合は協力要請という形になっていますが、できる限り協力してほしいというのが区の願いです。
対象となる施設と設置量
雨水流出抑制施設には以下のような種類があります:
- 浸透施設(浸透ます、浸透トレンチなど)
- 貯留・浸透施設
- 貯留施設(雨水タンクなど)
マンションなどの建設時には、住環境条例の中で豪雨対策の一環として雨水浸透施設を設けることが定められています。これは義務ではなく協力要請の形ですが、多くの建築主が協力してくれているそうです。
住民向けの助成制度について
世田谷区では、区民の皆さんが雨水浸透施設を設置する際の助成制度も用意しています。家を新築する場合、一般的なますや管を用いた排水施設を設置するより、助成金を利用して浸透ますや浸透トレンチ管を設置した方が費用負担が軽くなるケースもあるんです♪
助成制度の対象者
助成制度の対象となるのは、世田谷区内の権原を有している土地に浸透施設を設置する方です。ただし、いくつかの条件があります:
- 浸透施設を設置する土地が急傾斜地でないこと
- 隣地との段差がないこと
- 地下水位が地表面から1メートル以上あること
- 設置箇所の四方に十分なスペースがあること
一方で、国や地方公共団体、雨水流出抑制施設の設置が義務付けられている建築主、売買目的の不動産業者・建設業者、以前に同じ箇所で助成を受けたことがある方は対象外となっています。
世田谷区独自の取り組み
世田谷区の雨水管理への取り組みは、実は昭和時代から始まっているんです!道路の舗装を透水性アスファルトにすることを昭和時代から取り組んでいるなんて、先進的ですよね。
これは世田谷区に国分寺崖線という湧水のある自然環境があり、それを守っていこうという住民の意識が高いことが背景にあります。地下水涵養や地下水を大切にしていこうという気運が、雨水浸透施設の整備や助成制度につながっているんです。
グリーンインフラの活用
最近では、浸水被害軽減のための流域治水対策の一つとして、雨水貯留浸透施設とグリーンインフラを促進しています。令和5年1月には、小田急線上部の利用施設が第3回グリーンインフラ大賞に選ばれるなど、その取り組みが評価されています。
レインガーデンなどの整備も各所で取り組まれており、自然と調和した雨水管理が進められているんです。
住民協力の重要性
世田谷区の人口は約90万人で、住宅都市と呼ばれています。そのため、区内は民有地が7割近くを占めているんです。郊外の田んぼダムのような対策ができないので、区民の皆さんの協力がなければ流域治水の取り組みは難しい状況にあります。
だからこそ、住民による雨水貯留浸透の取り組みが重要になってくるんですね。各家庭レベルでの協力は強制ではありませんが、「雨水浸透ますや雨水タンクの設置に対する助成もありますよ」という形で取り組みを呼びかけています。
庁内連携と地域連携
世田谷区では、グリーンインフラの幅広い概念に対応するため、庁内で連携して取り組んでいます。道路工事部門、公園整備部門、学校などの公共施設の営繕部門など、様々な部門が協力しながらグリーンインフラの取り組みを進めています。
外部団体との連携も活発で、世田谷トラストまちづくりや区内にある東京農業大学などと協力しているそうです。地域全体で雨水管理に取り組む体制が整っているんですね!
今後の展望と課題
世田谷区の雨水管理システムは、行政と住民が一体となって取り組む先進的なモデルケースと言えるでしょう。昭和時代から続く環境意識の高さと、最新のグリーンインフラ技術を組み合わせた取り組みは、他の自治体からも注目されています。
ただし、気候変動により豪雨の頻度や強度が増している現状を考えると、さらなる対策の充実が求められています。住民一人ひとりができることから始めて、地域全体で雨水管理に取り組んでいくことが大切ですね。
皆さんも、もし新築やリフォームの機会があれば、雨水浸透施設の設置を検討してみてはいかがでしょうか?助成制度もありますし、地域の防災力向上にもつながりますよ♪
「思い立ったが吉日」
今日から始められることがきっと見つかるはず!小さな一歩が大きな変化を生むんです。


















