こんにちは、『ローカログ』和歌山県担当ライターのはづみです。わたしが暮らす和歌山市のお隣、海南市には、歴史ある伝統行事からにぎやかな夏祭りまで、一年を通じてさまざまなお祭りがあるんです。息子が小さい頃は、よく一緒に出かけたものですが、中学生になった今では友達と遊びに行くことが多くなっちゃいました。でも、地元のお祭りって、世代を超えて楽しめる魅力がありますよね♪
今回は海南市の主要なお祭りを季節ごとにまとめてみました。みかん発祥の地として知られる海南市ならではの「みかん祭」から、江戸時代から続く伝統の「下駄市」まで、個性豊かな祭りが目白押しです。みなさんも気になるお祭りがあったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
新年を迎える1月のお祭り
海南市の新年は、藤白神社の「藤白の獅子舞」から始まります。元旦の未明、かがり火に照らされた境内で奉納される獅子舞は、県の無形民俗文化財にも指定されている貴重な伝統芸能なんです。熊野詣が盛んだった頃に神前で奉納された里神楽が起源とされ、能楽を思わせるような優美な動きが特徴的。金色の獅子が笛と太鼓のお囃子に合わせて舞う姿は、本当に神秘的でぽかぽか心が温まります。
新年の厳かな雰囲気の中で見る獅子舞は格別ですよ。わたしも何度か見に行きましたが、寒い中でも不思議と身体の芯から温まってくる感じがするんです。地元の人たちが大切に守り継いできた伝統が、今も息づいているのを実感できる瞬間です♪
春を彩る3月〜4月のお祭り
亀池公園さくらまつり
3月下旬から4月上旬にかけて、海南市阪井の亀池公園で開催される「亀池公園さくらまつり」。約2000本のソメイヨシノが咲き誇る中、提灯飾りや地元団体の出し物などでにぎわいます。
池の周りをぐるっと囲むように桜が咲いていて、水面に映る桜もまた美しいんです。家族連れでお弁当を持って出かけるのにぴったりの場所で、息子が小さい頃はよくお花見に行きました。ふわっと風が吹くと桜吹雪が舞って、まるで映画のワンシーンみたい!
春の神事や伝統行事
春には各神社でさまざまな神事が行われます。特に中言神社の「春祭・筆まつり」は、書道関係者や学生さんたちが使い古した筆を納めに訪れる珍しい行事。業界振興や諸芸上達を願って筆塚に筆を納める様子は、文化の大切さを改めて感じさせてくれます。
夏を盛り上げる7月〜8月のお祭り
風鈴まつり
7月から8月にかけて、宇賀部神社の「しあわせの宮 夢風鈴まつり」と春日神社の「春日風鈴祭」が開催されます。境内に飾られた風鈴が「チリン、チリン」と涼やかな音を奏でる様子は、暑い夏にぴったりの風物詩。目で楽しんで、耳で聞いて涼しさを満喫できる素敵なお祭りです☆
ふるさと海南まつり
8月13日に開催される「ふるさと海南まつり」は、海南市最大の夏のイベント!地元のダンスチームや音楽バンドなど、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられます。「青春のリズムで繋がる絆」をテーマに、市民みんなで作り上げる温かいお祭りなんです。
久しぶりにふるさとに帰ってくる家族を温かく迎え、人と人との交流と憩いの場となるこのお祭り。夜店も出て、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。わたしも毎年楽しみにしているイベントの一つです♪
下駄市
8月14日、黒江・川端通りで開催される「下駄市」は、江戸時代から続く伝統的な夜市。もともとは下駄を扱う店のみでしたが、現在では100以上の多彩な露店が立ち並び、毎年約3万人もの人でにぎわいます。
400年以上続く漆器の産地である黒江地区ならではの風情ある夜市で、浴衣姿の人たちがそぞろ歩く姿を見ていると、まるでタイムスリップしたような気分になります。息子も友達と一緒に遊びに行くのが恒例行事になっていて、「今年も行くよ!」って張り切っています。
下津ふるさとまつり
8月16日には下津小学校で「下津ふるさとまつり」が開催されます。「ふるさと下津を愛するおまつり」として、地域の人たちが一体となって盛り上げる心温まるイベント。盆踊りもあって、昔ながらの夏祭りの雰囲気がぽかぽか感じられます。
秋の伝統行事・10月〜11月のお祭り
山路王子神社の奉納花相撲(泣き相撲)
10月の体育の日前後に行われる「奉納花相撲」は、江戸時代から約350年続く伝統行事。生後4か月から4歳くらいまでの赤ちゃんや幼児が参加し、背中に土をつけて無病息災を願う神事です。
5〜6歳の男の子が行司となり、赤いふんどしをつけた赤ちゃんに無理やり相撲をとらせるので、子どもが泣いてしまうことから「泣き相撲」と呼ばれています。「一生懸命泣いて!」という声援も飛び交い、なんともほほえましい光景が広がります。土をつけることで土に親しませ、労働の尊さを教える意味もあるんだとか。
みかん祭
10月には橘本神社で「みかん祭」が盛大に開催されます。全国で唯一、みかんの神様を祀る神社で、早生みかんやお菓子が供えられ、みかんの豊作と商売繁盛を祈願します。
子ども神輿や獅子舞、もち投げなどの催しもあり、県内外から柑橘業者や果物業者が参拝に訪れます。みかん発祥の地と言われる海南市ならではのお祭りで、境内はみかんの甘い香りに包まれます♪
秋の獅子舞
秋には各地で獅子舞が奉納されます。特に山路王子神社や加茂神社の獅子舞は見応えがあります。加茂神社の獅子舞は5月5日と10月第2日曜日に行われ、胴幕に5〜7人の青年が入って演じる勇壮な舞です。
紀州漆器まつり・家庭用品まつり
11月第1土日には「紀州漆器まつり」と「家庭用品まつり」が同時開催されます。漆器や家庭用品の魅力を体感できる2大イベントで、お買い得品もたくさん!地場産業の素晴らしさを再発見できる機会です。
海南市に伝わる伝統芸能
海南市には県指定の無形民俗文化財がたくさん残されています。それぞれの地域で大切に守り継がれてきた芸能を少しご紹介しますね。
- 大窪の笠踊り(県指定):華やかな笠をかぶって踊る伝統的な踊り
- 塩津のいな踊り(県指定):50周年を迎えた歴史ある踊り
- 立神神社雨乞い踊り(県指定):五穀豊穣を願う雨乞いの踊り
- つつてん踊り(市指定):黒江地区に伝わる独特なリズムの踊り
- 亀の川念仏踊り(市指定):念仏を唱えながら踊る宗教的な踊り
これらの伝統芸能は、それぞれの地域のお祭りや特別な機会に披露されます。どれも個性的で、見ていて飽きることがありません。地元の人たちが世代を超えて大切に受け継いできた文化の結晶なんです。
その他の年中行事
海南市では年間を通じてさまざまな行事が行われています。中言神社の節分祭では、氏子さんたちが福豆を持って参拝し、護摩木を焚き上げて一年の厄を祓います。各神社では月次祭も行われ、地域の人々の心のよりどころとなっています。
また、藤白神社では11月11日に「有間皇子まつり」が催され、歴史を感じさせる行事も。粟嶋神社の「大頭祭・明神講祭」では、全員が裃・袴着用で神事を行う厳かな雰囲気が漂います。
海南市のお祭りの魅力
海南市のお祭りの魅力は、なんといっても地域の人たちの温かさと、伝統を大切にする心です。大規模なお祭りから地域密着型の小さな行事まで、それぞれに個性があって、訪れる人を楽しませてくれます。
わたしも散歩がてら近所のお祭りをのぞいてみることがありますが、知らない人でも「いらっしゃい!」と声をかけてくれる温かさがあるんです。観葉植物を育てるのが趣味のわたしですが、お祭りで見かける季節の花々にも心が和みます。
みなさんも海南市を訪れる際は、ぜひタイミングが合えばお祭りに参加してみてください。きっと素敵な思い出ができるはずです!地元の人たちとの触れ合いも、旅の醍醐味の一つですからね♪
「祭りとは、人々の心を一つにする魔法である」- 民俗学者
海南市のお祭りは、まさにこの言葉通り。地域の絆を深め、伝統を次世代へとつなぐ大切な役割を果たしています。「『やる』と決めた瞬間がスタート」という座右の銘を胸に、わたしもこれからも地域のお祭りを応援していきたいと思います。みなさんも、ぜひ海南市の素敵なお祭りを体験しに来てくださいね☆


















