こんにちは、『ローカログ』福島県担当ライターのこずえです。福島県のちょうど真ん中あたり、阿武隈山系に抱かれた田村市には、季節ごとにさまざまなお祭りやイベントがあるのをご存じですか?夏の盆踊りから秋の神社例大祭、そして冬のだるま市まで、地域の人たちが大切に守り継いできた行事がぎゅっと詰まっています。
今回は、田村市のお祭り一覧として、年間を通じて楽しめるイベントや伝統行事をまとめてご紹介しますね。家族でのお出かけや、福島への移住を考えている方の参考にもなれば嬉しいです♪
田村市の夏祭り|5大夏祭りが見逃せない!
田村市では毎年8月、お盆の時期を中心に「5大夏祭り」と呼ばれるお祭りが各地区で開催されます。どの会場も個性があって、花火あり、盆踊りあり、グルメありと、夏の思い出づくりにぴったりなんです。
都路灯まつり&盆踊り大会
毎年8月上旬に開催されるこのお祭りは、田村市都路町の古道体育館前駐車場と周辺地域が会場です。伝統ある盆踊りと、竹筒に灯された幻想的な灯りのコラボレーションが見どころ。ステージイベントやゲーム大会、地元の特産品が並ぶ出店ブースもあり、大人から子どもまで一日中楽しめます。
フィナーレには打上花火も上がり、夏の夜空を彩りますよ。
鬼の里納涼夏まつり
8月13日に開催されるこのお祭りは、大越町の「おおごえふるさと館」特設会場で行われます。2025年で30回目を迎える歴史あるイベントで、午後から夜まで盛りだくさんの内容です。ステージイベントや出店はもちろん、夜には花火大会も♪
荒天時はステージイベントが中止となり、花火は翌日に延期されることもあるので、お天気チェックをお忘れなく。
ときわ盆フェスタ
常葉町の夏の風物詩といえば、この「ときわ盆フェスタ」です。8月15日に常葉行政局駐車場で開催され、歴史ある常葉町の盆踊りを楽しむことができます。2025年は田村市制施行20周年を記念したメモリアル花火の打ち上げも予定されていて、特別感のあるお祭りになりそうです!
第74回灯籠流しと花火大会
8月17日、大滝根河畔で開催されるのが「灯籠流しと花火大会」。74回という歴史が物語るように、田村市で長く愛されてきた夏の伝統行事です。川面に浮かぶ灯籠の幻想的な光景と、夜空を彩る花火のコントラストがなんとも言えない美しさ。
ご先祖様への感謝を込めて、静かに灯籠を見送る時間は心がじんわりと温まりますよね。
あぶくま洞夏まつり
お盆期間中、あぶくま洞園地内で開催される夏祭りです。鍾乳洞として有名なあぶくま洞ですが、この時期は特別なイベントが盛りだくさん。涼しい洞内を探検しながら、夏祭りの雰囲気も味わえる贅沢なスポットです。
田村市の民俗芸能|獅子舞と神楽の宝庫
田村市には、江戸時代から受け継がれてきた民俗芸能がたくさん残っています。地元の神社の例大祭で奉納される獅子舞や神楽は、その土地の人々が五穀豊穣や無病息災を願って大切に守り続けてきたもの。観光とはまた違った、地域の暮らしに根ざした文化に触れることができますよ。
大鏑矢神社の夫婦獅子舞
船引町にある大鏑矢神社では、毎年1月3日に「夫婦獅子舞」が奉納されます。社伝によると、大同2年(807年)に2つの獅子頭が天から下ったことが由来なのだとか。
2つの獅子が頭を小刻みに振りながら仲睦まじく舞う姿は、見ているだけでほっこりします。「平舞」「本舞」「大本舞」の3種類があり、大拍子とすりがねの囃子に合わせて舞い踊ります。
三匹獅子舞の数々
田村市内には「三匹獅子舞」と呼ばれる民俗芸能がいくつも残っています。太郎獅子・次郎獅子・女獅子(または花子獅子)の3体が登場し、各神社の例大祭で奉納されるスタイルです。
代表的なものをいくつか挙げると、
- 田子屋の三匹獅子舞(11月3日/田子屋稲荷神社)…文政4年(1821年)の大旱魃と疫病を追い払うために始まったとされる
- 入三洞の三匹獅子舞(11月3日/入ノ作稲荷神社)…享保元年(1716年)頃には行われていたと推測される歴史あるもの
- 石森の三匹獅子舞(11月3日/石森鹿島神社)…文化年間(1810年頃)に再興され、約60分の見ごたえある舞
- 光大寺の三匹獅子舞(春・秋/光大寺東方薬師堂)…福島県重要無形民俗文化財に指定されている貴重な芸能
- 芦沢の八ツ頭獅子舞(4月・11月3日/芦沢白山ヒメ神社)…なんと8つの地区がそれぞれ獅子神楽を奉納する珍しい形式
どの獅子舞も、地域の保存会のみなさんが世代を超えて継承してきたもの。11月3日の文化の日には複数の神社で一斉に奉納が行われるので、お祭り巡りをしてみるのも面白いかもしれませんね。
太々神楽
獅子舞だけでなく、「太々神楽」と呼ばれる神楽も田村市の大切な文化遺産です。
- 山根の太々神楽(4月29日・10月第4土曜日/山根天日鷲神社)…明治15年に御神楽会を結成し、近郷から習い受けて今に伝わる
- 大倉の太々神楽(11月第1土曜日/大倉神社)…明治初期に田村地方で活躍した國分大隅から習い受けた「大隅流神楽」で、36座もの演目が伝承されている
素面で舞う小神楽、面を用いて舞う大神楽など、神楽の世界は奥深いものがあります。
秋のイベント|収穫の喜びを分かち合う
田村市の秋は、おいしいものと楽しいイベントがいっぱいです。紅葉が色づく阿武隈の山々を眺めながら、地域のにぎわいを感じてみてはいかがでしょうか?
子松神社秋季例大祭
10月下旬に常葉町で行われる子松神社の秋季例大祭は、由緒ある神社のお祭りです。明徳3年(1392年)に由来するとも伝わる三匹獅子舞の奉納や、常葉町文化祭も同時期に開催されます。歴史好きの方にはたまらないイベントですよね。
田村市新そばまつり
11月上旬に開催される「田村市新そばまつり」は、秋の味覚を楽しみたい方におすすめ。田村市産の新そばを味わえるこのイベント、毎年多くの人でにぎわいます。香り高い打ちたてのそばをいただくと、秋の訪れをしみじみと感じられますよ♪
みやこじ商工祭・滝根っこまつり
10月中旬には、都路町で「みやこじ商工祭」、滝根町で「滝根っこまつり」が開催されます。
- みやこじ商工祭…焼きサンマなどのグルメ、木工教室、ツリークライミング体験など盛りだくさん
- 滝根っこまつり…ハロウィン縁日や「ちいきみんなの大運動会」など、子どもたちが思いきり楽しめる内容
どちらもファミリーにぴったりのイベントです。わたしも子どもたちを連れて行ってみたいなと思っています。
冬から春のイベント|新年の始まりと山開き
船引だるま市
1月上旬に船引町で開催される「船引だるま市」は、新年の風物詩。縁起物のだるまがずらりと並ぶ光景は、新しい一年への期待感を高めてくれます。寒い中でも、だるまを選ぶ人々の顔はなんだか晴れやかで、見ているこちらまで元気をもらえる気がします。
山開きイベント
春から初夏にかけては、田村市内の山々で「山開き」が行われます。
- 4月29日…鎌倉岳山開き
- 5月3日…移ケ岳山開き
- 5月18日…片曽根山山開き
- 5月25日…高柴山山開き、五十人山山開き
- 6月1日…日山山開き
田村市は登山やトレッキングが楽しめる山がたくさんあるので、アウトドア派の方にもぴったりのエリアです。山開きの日には安全祈願の神事や、記念品の配布などが行われることも。
星と空のイベント|星の村天文台
田村市滝根町にある「星の村天文台」では、年間を通じて星空観察会やマルシェなどのイベントが開催されています。毎週土曜日には季節の星空観察会が行われていて、親子で宇宙の神秘に触れる貴重な体験ができますよ。
6月には「星の村天文台・星まつり」、8月にはペルセウス座流星群の観察会など、天体ファンにはたまらないプログラムが目白押し。都会では見られない満天の星空に、きっと感動するはずです✨
まとめ|田村市のお祭りで地域の魅力を体感しよう
田村市のお祭り一覧をご紹介してきましたが、いかがでしたか?夏の盆踊りや花火大会から、秋の神社例大祭、冬のだるま市まで、田村市には一年を通じてさまざまな行事があります。特に江戸時代から続く獅子舞や神楽は、この地域ならではの貴重な文化遺産。観光ではなかなか見られない、地元の人々の暮らしに根ざしたお祭りに触れることで、田村市の魅力をより深く感じられるのではないでしょうか。
お祭りの日程は年によって変更になることもあるので、お出かけ前には最新情報をチェックしてみてくださいね。みなさんもぜひ、田村市のお祭りに足を運んでみてください!
「人生で大切なのは、大きな喜びを得ることではなく、小さな喜びを大きく感じることである」―サミュエル・ジョンソン
地域のお祭りって、まさにこの言葉のとおりだなと思います。派手さや規模ではなく、その土地で暮らす人たちが大切にしてきた時間や想いが、じんわりと心に染みてくる。みなさんの毎日にも、そんな小さな喜びがたくさん見つかりますように。今日も読んでくださってありがとうございました😊


















